Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2002.12.24

フェイス・ウイーク 1


イエスの血と油塗り

レビ記14章にはらい病人の癒しがあります。まず祭司は自ら動物の血を七度注がれた後、らい病人の右の耳、右手の親指、右足の親指に血を塗ります。聖書で「右」は力、権威、主権を意味します。ここではらい病人は自らの耳で聞き、自らの手で何かをなし、自らの足で歩んできた生き方から、主に対して主権を委ね、主の力によって、主によって立つ生き方へと変えられることを意味します。親指は最も力のある部分ですが、そこにイエスの血を塗られ、自らの力、権威、主権を主に明け渡すのです。なぜなら私たちはすでにキリストの尊い血によって買い取られた者だからです。所有権はすでにキリストにあります。自己が明け渡される時、次に右の耳、右手の親指、右足の親指にオリーブ油が塗られます。もちろんこれは聖霊を意味します。イエスの血が塗られ、イエスの所有として、イエスの主権に明け渡されるとき、御霊が豊かに塗られるのです。御霊が注がれ、私たちに塗られるのはイエスの血のゆえです。私たちの何かではなく、イエスの血が流れたから、私たちは神の富を受け継ぐ担保・手付金として御霊を得たのです。この油は私たちの内において、豊かに油を塗ってくださり、あらゆることを教えてくださる油です。この油にとどまることが、主の来臨の時に恥を受けることのない鍵です。そのためにはキリストの頭首権に服することです。キリストに服すれば服するほど、キリストの頭に注がれた油が私たちキリストの体にも垂れてくるのです。

1. らい病人の癒し(レビ14章)

 @ 祭司の聖別(6,7節)

 A 右の耳、右手の親指、右足の親指に血を塗る→キリストの主権の証し(14節)

 B 同じ箇所にオリーブ油を塗る→御霊の満たし(17節)


2. 新約での実際(コロサイ2:17)

 @ 旧約はすべてキリストを証しする。キリストが旧約の実体。

 A キリストは大祭司として自らの血によって聖別され、天の至聖所に入った(ヘブル9:

  12)

 B キリストは自らの血を私たちの右の耳、右手の親指、右足の親指に塗り、私たちがご

 自分の所有であることを証ししてくださる(1ペテロ1:19)

 C キリストはご自分の御霊を注いで、私たちに霊的嗣業の保証して御霊を下さり、私た

 ちの内に御霊によって内住され、油として内側にご自分の油を塗り広げてくださる(詩篇

 133編、エペソ1:13,14、1ヨハネ2:27)



mbgy_a05.gif