Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2004.08.29


ヨセフ−神の霊が宿る人−(1)

ヨセフはヤコブの寵愛を受け、幻を兄たちに語ったりして、彼らの嫉妬を買い、エジプトに売られました。しかし神の霊は常に彼と共にあり、彼のなすことはみな栄えるのでした。ポテパルの妻の誘惑を退けて冤罪に問われ、牢獄に閉じ込められますが、そこでも神の摂理が働き、2人の囚人の夢を解き、それが契機となって、エジプトのパロの夢を解き明かし、パロの信用を得て、エジプトのNo2に上ります。パロは「このような神の霊の宿る者があろうか」と証します。かくして飢饉からエジプトを救い、さらに兄たちと再会し、高貴な対処をもって彼らを遇します。彼の生涯は後のイエスの生涯と通じる部分が多く見られますが、同時に彼の生涯を通して摂理によって働かれ、生まれつきの性質を対処される神のご計画のわざをパノラマのように見ることができます。私たちは死と復活を経る必要があります。あらゆる状況において神の臨在を求め、神の御旨に服するのであれば、私たちのなすことはすべて栄えます。エジプトに対する権威を有することができます。実際私たちはキリストと共に座についているのであり、すでに勝利しているのです。金メダリスト以上に晴れ晴れしく、輝くことができるはずなのです。鍵は御霊と信仰です。神と共にあれば、私たちの生涯はあらゆる状況で勝利者以上の者なのです!つぶやかず、淡々と主の御霊に服しましょう。


1.ヨセフの生涯

@ラケルの二人の息子のひとり(創世記35:24)

A無邪気な高ぶり(同37:1-11)→夢は未来に成就するが、兄たちに対する態度に配慮がない→嫉妬を買う

Bエジプトに銀20枚で売られる(37:28)

Cポテファルによる登用(39:2)→主が計らってくださる

D妻の誘惑と冤罪(39章)→主が彼と共におり、恵みを施された(21節)

E二人の夢を解く→一人は解放、一人は処刑(41:21-23)

Fパロの夢を解く→エジプトのNo2に上る(41:38-40)、30歳頃にパロの前に立つ(46節)、神の霊が宿る者(@パロ)、飢饉への備え

G兄たちとの再開と配慮→高貴かつ信仰に満ちた態度(45:4-8)

H110歳の大往生:神への信仰と骨をカナンへと戻す嘆願(50:22-26)

2.成就:聖霊の内住と配剤

@偏愛は問題を生み、神の召命が嫉妬を生む

A神の原則は生まれつきのものを処理され、復活の領域のものを生み出す→ヨセフの性質の取り扱い(十字架=死と復活の原則;1コリント15:46-49)

B理不尽な扱いを受ける→トラウマ・PTSDと騒がない!(マタイ5:11,12)

C主がすべての場面を取り計らって下さる(ローマ8:28,29)

D冤罪の場面→自分で晴らすのではなく主に任せる(ローマ12:19;ヘブル10:30)、主は恵みをたもう(2コリント12:9)

Eヨセフとイエスの類似点:父に愛されること、父の羊を飼うこと;父によってその兄弟のところに遣わされること;兄弟たちに拒否されること;人々の攻撃を受けること;誘惑されること;エジプトへ連れて行かれること;ローブを取り去られること;奴隷の値段で売られること;鎖に繋がれること;偽りの告発を受けること;2人の囚人と一緒になり、しかも一人は釈放され、一人は処刑されること;公生活に入るのがおよそ30歳の頃であること;苦難の後高くされること;自分を傷つけた相手を赦すこと;その民を救うこと;人々による邪悪な振る舞いが神によって善き事に変えられること

F私たちにはすでに聖霊が内住され、力づけてくださる(ローマ8:9;エペソ3:16)

G神がすべてをはからい(神の摂理)、神の霊が宿る者はあらゆるところで勝利し(ローマ8:37)、高きに上らされる→すでに私たちも座についている(エペソ2:6)