Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2004.11.07



いのちの務めA―魂の救い―

私たちは信仰によってすでに魂の救いを得ています。魂は霊から独立して、自己主張と自己防衛をし、そのうちには魂的なエネルギーが蓄積されており、私たちはその魂の機能と力に頼って生きていました。この生き方が霊に頼る生き方に変えられる時、十字架を経る必要があります。自らの魂を救おうとしない時、私たちはまことの魂の救いを得るのです。そのためには魂と霊の葛藤、魂と肉の葛藤、霊と肉の葛藤のメカニズムとその対処法を知る必要があります。この葛藤から解かれる事は霊のいのちを養うためのスタートであり、このいのちはわたしたちの魂をも救います。鍵はキリストのくびきを負うこと、キリストから学ぶこと、神の永遠のご計画の望みを保つこと、御言葉を素直に受け入れること、信仰によること、まことの魂の牧者に帰り、自分の魂をその方に委ねることによります。魂をいのちとすることなく、霊をいのちとして、内にいますキリストに頼る時、うちのいのちは喜び、ますます解放されていきます。いわゆる人間的な善悪の価値基準とか、損得の基準によらず、いのちの基準によって生きること。これが私たちの霊の生き方であり、このときにまことの魂の救いを得るのです。内側は喜びが満ち、楽しさがつねに満ちるようになるでしょう。


1.いのちを喜ばす

@魂のいのち(思い・意志・感情)の喜び→この世的(ルカ12:19,20)、刹那的、渇きが募る(ヨハネ4:13)
A霊のいのちの喜び→天的(ヨハネ3:28;15:11)
B魂の救いの法則:十字架により魂をいのちとしない(ルカ9:23,24)→霊のエネルギーをいのちとする


2.魂と霊の葛藤

@3つの法則:神の律法(God’s Law)、思いの法則(the law of the mind)、罪の法則(the law of the sin)
A4つ目の法則の介入:いのちの御霊の法則(the law of the Spirit of Life)→魂を救おうとしない時、自動的にこの法則が働く


3.魂と肉の葛藤

@肉は魂に戦いを挑む(1ペテロ2:11)
A魂の機能である思いは神の律法を行いたいと願うが、肉はそれに逆らう
B肉の2つの要素:内住の罪(Sin)と神から独立した私(Self)
C肉の処理の2面性:
・内なる罪はキリストがその肉において裁いた(ローマ8:3;ガラテヤ5:24)
・私の処理は私の責任(=十字架の適用)(ルカ9:23,24;ガラテヤ5:16;ローマ8:12,13)


4.霊と肉の葛藤

@霊は肉に対してlustする;肉は霊に対してlustする(ガラテヤ5:17)
A肉と戦わない→戦えばますます疼く(ローマ8:12)
B御霊に頼る→信仰は頼ること


5.魂の救いを得る

@キリストのくびきを負って学ぶことによって魂に安息が来る(マタイ11:29)
A神の変わらないご計画の望みによって魂の救いを得ている(ヘブル6:19)
B御言葉を素直に受け入れることによって魂の救いを得る(ヤコブ1:21)
C信仰の結果として魂の救いを得る(1ペテロ1:9)
D魂の牧者に帰り、委ねる(1ペテロ2:25;4:19;3ヨハネ1:2)


■暗唱聖句:1ペテロ2:25;4:19

あなたがたは、羊のようにさまよっていましたが、今は、自分のたましいの牧者であり監督者である方のもとに帰ったのです。・・・ですから、神のみこころに従ってなお苦しみに会っている人々は、善を行なうにあたって、真実であられる創造者に自分のたましいをお任せしなさい。