Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2005.10.09



神のエコノミーD

−タラントの投資対象:幕屋(続き)−

幕屋の建造は出エジプトした民の捧げ物によってなされました。彼らは客観的には苦難を経て貧しかったかもしれませんが、彼らは富んでいたのです。そして感動を受け、心から進んでそれぞれの持ち物を幕屋の素材として捧げました。これらはすべてキリストの賜物の秤によって分け与えられていたのです。心から捧げる者はそれなりの捧げ物と仕事を、知恵のある者もそれなりの捧げ物と仕事を、上に立つ者もそれなりの捧げ物と仕事を果たしました。タラントはすでに分配されています。また時々にその能力に応じて分配されるでしょう。それを用いる必要があります。エジプトで学んだことは用いられるのです。かくして幕屋の建造がなされます。幕屋は十字架の配置の中心にあり、東から西の水平方向に向かっています。神は人になってくださり、私たち同じ平面に幕屋を張って下さり、私たちを義の太陽として照らされます。地上の幕屋は天にある実体の写しであって、影に過ぎませんが、キリストのすべてを表現しようとします。その素材にはすべて霊的意味があり、神と人が共に住まう場を提供します。かくして民が捧げた物や愛の労苦は何一つ忘れ去れることがありません。神は豊かに報いて下さるのです。かくして多く撒いた者は多くを刈り取り、豊かな者はますます豊かな者とされます。持っている物を投資し、増やしましょう。



1.神のご計画(=オイコノミア)

・神の家族を得、その家族の中で管理・配分・配剤を行うこと(エペソ1:10;3:2;テトス1:7)

・究極的には神の子たちの出現(ローマ8章)


2.タラントを投資する対象:幕屋の建造

@建造の原則:主が命じられたとおりに(出エジプト25:9)

A幕屋の意味:天にあるものの写し(ヘブル8:5;10:1)

B民の資質:貧しいようで富んでいる(2コリント6:10;エペソ4:7)

 ・持ち物のうちから進んで心から捧げる(出エジプト35:5)
 ・心に知恵のある者は主が命じられたものを作る(同10節)
 ・指導者たちは霊的意義の深いものを捧げる(27節)
 ・神の約束:愛の労苦は忘れられない(ヘブル6:10)


C幕屋の配置:北-アシエル、ダン、ナフタリ;東-ユダ、ゼブルン、イッサカル;南-シメオン、ルベン、ガド;西-ベニヤミン、エフライム、マナセ→十字架の配置であり、東から西は水平方向=義の太陽(マラキ4:2)が上り下る方向=神が人になって、人を照らす(ヨハネ1:9,14)

D幕屋の素材:(25章)

 ・金-キリストの神性、神の義
 ・銀-贖い、一人当たり半シェケル(1シェケル=銀5.6g)(出エジプト30:16)
 ・青銅(正しくは銅)-裁きによる贖い、祭壇や洗盤
 ・青-雲ひとつない天の色
 ・紫-皇帝(王)のガウンの色(参照マルコ15:17,20)
 ・緋色-イスラエルの王の色(参照マタイ27:28,29)
 ・亜麻のより糸-罪のないイエスの人性、私たちの主観的な義(黙示録19:8)
 (続く)



■暗証聖句:出エジプト35:5,10,27

すべて、心から進んでささげる者に、主への奉納物を持って来させなさい。

あなたがたのうちの心に知恵のある者は、みな来て、主が命じられたものをすべて造らなければならない。

上に立つ者たちはエポデと胸当てにはめるしまめのうや宝石を持って来た。