Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2005.11.20



神のエコノミーJ

−組み合わされた立て板−

幕屋は10×1.5キュビトのアカシア材の立て板を南北に20枚づつ、西に6枚と両側に2枚が二つの柄によって互いに組み合わされました。板の下には二つのほぞがあり、そこに2個の銀の台座がはめ込まれ、その上に立てられました。砂地にあって銀の台座が必要なのです。この二つの銀の台座は約束と誓いという二つによって十字架の死と復活を通して成し遂げられたキリストの贖いの御業であり、私たちはその上に堅く立つ必要があります。自分の業や何かは砂に過ぎません。至聖所の幕の前に4本の柱があり、その下にも台座がありましたから、台座は全部で100個です。この立て板には5本の棒によって支えられました。下の2本は使徒と預言者、上の2本は牧者・教える者、真ん中の見えない1本は見えない働きをする聖霊であり、私たちがひとつとされるのは御霊の働きによります。そしてアカシア材と棒には金がかぶされました。私たちの得た神の義です。こうして互いに組み合わされ、神の住まいへと至るのです。神の御旨は、見よ、神の幕屋が人と共にあり、神と人が共に住まうことなのです。これは新エルサレムにおいて究極的に成就しますが、現在の教会時代においては、その前味わいを経験できます。そのためには私たちは自分の何かにではなく、キリストの業の上に自分を建て上げ、互いに組み合わされることを求める必要があります。神の住まいとされる幸いを味わいましょう。



1.神のご計画(=オイコノミア)

・神の家族を得、その家族の中で管理・配分・配剤を行うこと(エペソ1:10;3:2;テトス1:7)

・究極的には神の子たちの出現(ローマ8章)

2.幕屋建造の順序(出エジプト25-30章;1コリント2:9)

@契約の箱→パンの机→燭台→幕屋の幕→壁板・横木→至聖所の垂れ幕→入り口の幕→祭壇→庭→常夜燈→祭司服→聖別→祭壇→いのちの代償→手足の清め→聖別の油→香料

F立て板・横木(出エジプト26:15-30):共に組み合わされ、神の住まいとされる(エペソ2:19-22;1ペテロ2:5)

 ・立て板の材質:アカシア材、10キュビト×1.5キュビト(1キュビト=45cm)
 ・南・北側20枚、西側6枚+2枚:ほぞが1枚につき2個(証しの数)、至聖所をしきる幕の前に4つの柱(=4つの台座)
 ・1枚につき、2個の銀の台座:銀=贖い(1人あたり半シェケル;1シェケル=11.4g)、100個の台座だけで現在の価値で数十億円
 ・砂の上に立てられる→贖いの必要性(1ペテロ1:18,19)
 ・不変のふたつのもの(ヘブル6:18)=約束と誓い(13,17節)
 ・キリストの十字架による成就:死と復活(ローマ4:25;5:1)
 ・5本の横木、上下に2本づつ、真ん中は1本を端から端まで通して:下の2本=使徒・預言者(エペソ2:20)、上の2本=牧者・教える者(同4:11)、真ん中の見えない1本=聖霊(エペソ4:3)
 ・金で覆われる:金は私たちの得た神の義、台座(=贖い)の記述の後
 ・二つの柄によって互いに組み合わされる


■暗証聖句:1ペテロ1:18−19;エペソ2:20;ヘブル6:18−20

ご承知のように、あなたがたが先祖から伝わったむなしい生き方から贖い出されたのは、銀や金のような朽ちる物にはよらず、傷もなく汚れもない小羊のようなキリストの尊い血によったのです。

あなたがたは使徒と預言者という土台の上に建てられており、キリスト・イエスご自身がその礎石です。この方にあって、組み合わされた建物の全体が成長し、主にある聖なる宮となるのであり、 このキリストにあって、あなたがたもともに建てられ、御霊によって神の御住まいとなるのです。

それは、変えることのできない二つの事がらによって、―神は、これらの事がらのゆえに、偽ることができません。―前に置かれている望みを捕えるためにのがれて来た私たちが、力強い励ましを受けるためです。この望みは、私たちのたましいのために、安全で確かな錨の役を果たし、またこの望みは幕の内側にはいるのです。イエスは私たちの先駆けとしてそこにはいり、永遠にメルキゼデクの位に等しい大祭司となられました。