Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2007.03.11

神の国の奥義(7)


ルツは夫に死なれ悲惨な運命にありましたが、ナオミを世話し、ベツレヘムの資産家ボアズと出会います。ボアズは彼女に厚意を示し、落穂を与えます。ルツはボアズの寝台の足元において彼の衣にくるまり、ボアズの寵愛を受けますが、ボアズよりも権利の高い者がいました。しかしその者は土地とルツを引き受けることを知り、責任を果たせないとして、権利はボアズに入ります。かくしてルツは買い取られ、ボアズの正当な花嫁とされました。私たちも同様に律法を行おうとして悲惨な運命にあったわけですが、イエスはご自身の血によって私たちを律法の呪いから贖い出して下さいました。私たちは今やキリストの正当な花嫁であり、私たちはキリストの資産に与る者とされています。このボアズとルツの結婚により新しいいのちオベデが生まれますが、これは仕える者の意味です。私たちは今や自由ですが、それは仕えるためにあえて制限することもできる自由です。かくして異邦人であった私たちもキリストの厚情に与り、キリストに買い取られた、まことのボアズなる方の妻とされています。自分の体は自分の所有ではなく、キリストの体として十分にメンテするのです。この体をどう用いるか、キリストの御足の元に服して、キリストの声を聞く時に、私たちの運命は変えられるのです。


<<週報&メッセージアウトライン>>
pdfファイル)



=神の国での私たちD=


1. 贖われた花嫁=ルツ=

@ 破産したナオミ(ルツ記1:21)。(ナオミとは心地よいの意味)
A 大麦の刈り入れ時にベツレヘムに到着する(同1:22)→初穂の刈り入れ(大麦)は過ぎ越しから3日目=復活を表す
Bボアズはベツレヘムの資産家で(2:1)、異邦の女ルツに対して厚意を示し、ルツは慰めを受け(2:13)、パンを飽き足りるほどに食べる(2:14)、さらに落穂をあえて残す配慮(2:15;cf.マタイ15章のカナンの女)
Cルツ、ボアズの足元に、彼の衣に身をくるみ、横たわる(3:5-8)
Dボアズ、筆頭権利者からナオミの資産を買い取る(4:9)
Eルツ、新しいいのちを宿す(4:13)→オベデ(使える者の意)→エッサイ→ダビデ→・・・→イエス
Fルツは律法の下から贖われた私たち(ガラテヤ3:13;4:5)→律法を行おうとする者は呪われる(3:10) 注意:売買とは正当な行為
G真のボアズはキリスト・イエス→私たちのなすべきことは御足の元に服すること(cf.マリアとマルタ)
Hキリストの花嫁は自由とされ仕えるいのちを生む(ガラテヤ5:1;13)
I究極的には子羊との婚姻に至る(黙示録21章)


【暗証聖句】

ルツ記3:9 ルツは答えた。「わたしは、あなたのはしためルツです。どうぞあなたの衣の裾を広げて、このはしためを覆ってください。あなたは家を絶やさぬ責任のある方です。

4:10 また、わたしはマフロンの妻であったモアブの婦人ルツも引き取って妻とします。

ガラテヤ3:13 キリストは、わたしたちのために呪いとなって、わたしたちを律法の呪いから贖い出してくださいました。「木にかけられた者は皆呪われている」と書いてあるからです。

3:14 それは、アブラハムに与えられた祝福が、キリスト・イエスにおいて異邦人に及ぶためであり、また、わたしたちが、約束された"霊"を信仰によって受けるためでした。

5:1 この自由を得させるために、キリストはわたしたちを自由の身にしてくださったのです。だから、しっかりしなさい。奴隷の軛に二度とつながれてはなりません。

5:13 兄弟たち、あなたがたは、自由を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに仕えなさい。