Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2009.08.30

世との関わり方


世とは諸霊と人間の関わり合いにあって組織された神の主権・統治に対立する価値観・主義・システムなどの体系です。神から分離された人間はその中で生存を担保できるのです。私たちは主を知るまではその中で生き、その諸霊の下におり、世の幼稚な教えや価値観に束縛されていました。ユダヤ人はこの諸霊を介して与えられた律法の下に束縛されていました。いずれも私たちがキリストへともたらされるまでの養育係であり、今や私たちはキリストの直接統治の下に移されたエクレシアです。主は死と復活を経て、あらゆる権威を受けられました。世は諸霊を介して、摂理による間接的な統治がなされますが、それでも主は直接介入もされます。今の日本は大いなる曲がり角にありますが、大衆は諸霊の起こす風に吹きまわされているだけです。基本的に私たちは信仰と良心の自由を侵害されない限り、どのような国家形態の中でも生きることができます。その権威もキリストの下にあるのであって、私たちは祈りによって彼らのために祈るべきです。世において品位を保って、健やかに生きるためです。世はすでに私たちに何もなし得ません。世に対する愛と神への愛は対立します。世からの自由は神を愛することによります。それは禁欲主義や難行苦行ではありません。すべての者は清い者には清いのですから、私たちは大いに与えられたものを楽しめばよいのです。しかし世を愛することはありません。世に未練は残さないのです。むしろ主の主権に服するならば、祈りによって世を治めることすらできる立場を得ているのです!


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聖書:1テモテ2:2;コロサイ1:13;16−18;コロサイ2:8;2:20;ガラテヤ3:19;4:3;6:15;1ヨハネ5:19

@世(cosmos):神に対立する価値観・システム・諸霊と人間の複合的要素(1ヨハネ2:16)
 A世にある人:諸霊の下にある(ガラテヤ3:19;4:3&9;コロサイ2:20;1ヨハネ5:19)
 B私たちの立場:御子の支配に移された(コロサイ2:8)、世とは分離された(ガラテヤ6:15)
 C世との関わり方:世を愛さない(agapao;1ヨハネ2:16)→肉の欲・目の欲・持ち物の誇りによる誘惑に対抗できるのは神の愛
  注:禁欲主義や世からの離脱ではない(cf.テトス1:15;コロサイ2:23)
 D世の権威のために祈る目的:落ち着いた生活をするため(1テモテ2:2)
 E御子の主権を知る:キリストが主であり、世も主権によって治められ、サタンすらも用いられる(コロサイ1:16-19)→あらゆることで神を信じること!
 F本日は総選挙、日本を主の御手に改めて委ねましょう!


●暗証聖句●

コロサイ1:13 御父は、わたしたちを闇の力から救い出して、その愛する御子の支配下に移してくださいました。

1テモテ2:2 王たちやすべての高官のためにもささげなさい。わたしたちが常に信心と品位を保ち、平穏で落ち着いた生活を送るためです。これは、わたしたちの救い主である神の御前に良いことであり、喜ばれることです。

1ヨハネ2:15 世も世にあるものも、愛してはいけません。世を愛する人がいれば、御父への愛はその人の内にありません。