Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2009.10.25

霊的冬の時代に備える

昨今のニッポンキリスト教の状況は実に悲惨です。一方で信徒から搾取する牧師がおり、信徒の上に横暴を行っています。他方ではそれを告発する信徒がおり、裁判も次々に起こされています。彼らの訴えもどこまでが真実なのか分からなくなってきています。かくしていわゆるキリスト教の牧師と信徒の間には敵意と憎しみが横たわっています。これは元々偽りに過ぎない教職制度の当然の刈り取りです。しかし私たちは主イエスの御名が貶められることに悲しみを覚えています。この事態を煽り、ほくそえんでいる者があるのです。私たちの勝利とはキリスト教国家ニッポンを作ることではありません。神の国は私たちの心の中にあるのです。ウォッチマン・ニーも共産党の労働改造所で革命を起こしたのでもなく、何万人の改心者を得たのでもありませんでした。彼は淡々とそこの生活に服し、そして主だけを第一としていました。彼にとって地上のものは次々に失われていきました。祈ることも賛美することも許されない環境の中で、彼はただ主イエスを愛したのです。苦しむ仲間と共に泣き、そのことを通して、何人かの人が主に得られました。これは現在の私たちの生活に大いなるヒントを与えます。私たちはこのおかしな霊が覆うニッポンにあって、淡々と日本人として生き、自分のかかわりのある人と生を共にし、そして何よりも力はなくとも主の名とことばを否まず、主を愛すること、これが主が願われることです。世の中も「文化大革命」がなされました。ニッポンキリスト教でも告発と断罪が行われ、人々の信仰は今後ますます冷え切るでしょう。霊的な冬の時代を生きることにおいて、主に奉げられたニーの人生は大きな励ましなのです。


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聖書:ローマ12:3;ヘブル12:28;1ペテロ1:13;3:16;4:7;黙示録3:8

 @この地上に生きる鍵:慎みの霊→テサロニケ、テモテ書に頻出するキーワード
 A終わりの時代の光景(第二テモテ3:2-3):自分を第一に愛することがスタート
 B与えられた信仰の分を果たす(ペテロ書)
 C力の追求ではなく、主の名とことばを守り(黙示録3:8)、持っているものを守る(同3:11)


●暗証聖句●

わたしに与えられた恵みによって、あなたがた一人一人に言います。自分を過大に評価してはなりません。むしろ、神が各自に分け与えてくださった信仰の度合いに応じて慎み深く評価すべきです。

こういうわけで、私たちは揺り動かされない御国を受けているのですから、感謝しようではありませんか。こうして私たちは、慎みと恐れとをもって、神に喜ばれるように奉仕をすることができるのです。

だから、いつでも心を引き締め、身を慎んで、イエス・キリストが現れるときに与えられる恵みを、ひたすら待ち望みなさい。

あなたは力が弱かったが、わたしの言葉を守り、わたしの名を知らないと言わなかった。

わたしは、すぐに来る。あなたの栄冠をだれにも奪われないように、持っているものを固く守りなさい。