Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2009.11.08

人間であること

私たちの主は人でした。神のロゴスが肉となって、私たちの間に幕屋を張られた存在でした。私たちとまったく同じ疲れや痛みを覚え、弱さを持っておられたのです。その弱さのゆえに十字架につけられました。何ということでしょう。全能の神が弱さゆえに十字架につけられた。しかし復活されました。その復活の体においても、主は人でした。そして人として昇天され、いずれ人として戻って来られます。何ゆえに神はこれほどに人に対して心をかけて下さるのでしょうか。人がいったい何者だからと言うのでしょう。何者でもありません。それは神がそのような方であるからです。神の人に対する御思いは私たちの自己評価よりもはるかに深いのです。ウォッチマン・ニーはそのことを知っておりました。彼は霊的な人物として高く評価されていますが、彼は人間でした。彼の獄中の20年間の様子が最近明らかになってきています。彼は人としてその中で生きていました。妻の死の知らせに対しては泣きました。慟哭の詩を詠んでいます。周りの人にも泣きたいときに泣くように勧めました。その中で主に心を開く人々も起こされました。が、彼はひとりの無力な人として、すべてを主に委ねて生きていました。何も得ませんでした。むしろすべてをはがされました。が、彼は宇宙におけるもっとも高価なものを得たのです。それは御子イエスご自身です。神に得られた彼は、神を得たのです。神が人ととなり、私たちのうちに来られ、私たちの内で生きてくださること。その主の人間性を味わい、私たちから現れること。これが地上の人生の目的です。無力な人であることは、何という祝福でしょうか!


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聖書:詩篇8:5−7;144:3−4;ヨハネ1:14;ルカ24:39;ローマ5:17−21

 @人に対する神の思い→私たちが自分に対する思いを超える
 A神は人となられた→真の霊性とは人、しかも健やかな人であること
 B復活のイエスの様も人であった
 C昇天されたイエスの様も人であった(ルカ24:51)
 D人として主は再臨される(使徒1:11)
 E主の人間性と経験とひとつとされる(ローマ5:17-21)


●暗証聖句●

詩篇8:4 あなたの天を、あなたの指の業を/わたしは仰ぎます。月も、星も、あなたが配置なさったもの。
8:5 そのあなたが御心に留めてくださるとは/人間は何ものなのでしょう。人の子は何ものなのでしょう/あなたが顧みてくださるとは。
8:6 神に僅かに劣るものとして人を造り/なお、栄光と威光を冠としていただかせ
8:7 御手によって造られたものをすべて治めるように/その足もとに置かれました。

144:3 主よ、人間とは何ものなのでしょう/あなたがこれに親しまれるとは。人の子とは何ものなのでしょう/あなたが思いやってくださるとは。
144:4 人間は息にも似たもの/彼の日々は消え去る影。

ヨハネ1:14 言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。