Dr.Lukeの

ダイレクト・カウンセリング・セミナー


各論(II)







2000年9月13日



本セミナーの目的

ネヘミヤ記に啓示された聖霊による真の自分の回復
自分が自分としっくりすること








第2回 真理:信じること=真理の適用


1. 人間の構成とエルサレム

@ 霊−神殿(神殿自体も三部分からなる)

A 魂−城壁

B 体−国土

私たちの魂は言葉と感情がもつれた様でできている(感情観念複合体=コンプレックス)。

人の営みのパタン:

・ 偽りを聞く→信じる→行動→不安・緊張・抑鬱・精神身体症状
・ 真理を聞く→信じる→行動→平安・安息・解放・症状の消失



2. ユダヤ人の歴史−神からの分離の結果−

B.C.586:バビロンによる捕囚
B.C.538:第一次帰還
B.C.516:神殿の完成(ゼルバベル)
B.C.457:第二次帰還
B.C.444:ネヘミヤ、エルサレムへ


3. ネヘミヤ(=神の慰め)の働き:御霊による魂の再建

@ ネヘミヤの嘆きと祈り(1章):神への真実の告白と嘆願

A 王への嘆願(2章):許可と権威の委譲

B 働き(2章以降):3日の滞在の後、状況の視察ツアー

(i)谷の門:ヒノムの谷=罪のなされる所→過去の事実は終わっていること

・ すべては終わった(ヨハネ19:30)
・ すべてが新しくなった(2コリ5:17)
・ 真理は自由を与える(ヨハネ8:32)
・ 子はあなたがたを自由にする(ヨハネ8:36)
・ 御霊はあらゆる真理に導く(ヨハネ16:13)

(A)竜(蛇)の池:サタンのしわざ(ヨハネ10:10)→サタンに対する勝利

・ 彼(キリスト)は蛇の頭を砕く(創世記3:15)
・ 彼は青銅の蛇として挙げられる(ヨハネ3:14)→いのちを提供
・ いのちの水を飲む(ヨハネ4:14)

(B)糞の門:汚れの排出(1ヨハネ1:5〜10)

・ 光→告白(=同じことを語る)→血による清め→良心の呵責の対処→いのち→光 (
以下繰り返し)

(C)泉の門:水=御言葉に与る(エペソ5:26)

(v)王の池(シロアムの池):いのちの水の尽きない供給(ヨハネ4:14、7:38)

C 城壁の再建→御霊の癒しと建て上げの働き

・ 御霊はイエスの言葉とわざ、またイエスのパースンを証する(ヨハネ14:17〜20、26、16:14−16)
・ 御霊がいのちを与える(ヨハネ6:63)
・ 御霊はいつも内住される(ヨハネ14:16)
・ 御霊はあらゆることを教え、導く(ヨハネ14:26、16:13、1ヨハネ2:27)
・ 御霊は油塗られる(1ヨハネ2:27)
・ 御霊は罪と肉の法則から解放する(ロマ8:2)
・ 御霊は律法をまっとうする(ロマ8:4)
・ 御霊は死ぬべき体も生かす(ロマ8:11)
・ 御霊は子であることを証する(ロマ8:15−16)
・ 御霊はとりなしの祈りをする(ロマ8:26,27)
・ 御霊は勝利をもたらす(ロマ8:37)


4. 妨げる要因

@ 敵:トビヤとサンバラト→中傷、脅し(ネヘミヤ4:1、6:1)

A 肉:不信仰と不従順→罪とその結果の刈り取り(ネヘミヤ9章)

B この世:異邦の女→キリストから引き離す(ネヘミヤ13:25)


5. 信仰による祈りの実行

@ 敵に立ち向かう(ヤコブ4:7、黙示録12:10,11)

A 偽りを捨てる(コロサイ2章)

B 他人を赦す(マタイ6:14-15)

C プライドと反抗を捨てる(ヤコブ4:6、1ペテロ5:6−7)

D サタンの要塞と呪いを断ち切る(2コリ10:4−5、ヨハネ1:16)


6. まとめ

1)重要点は何を聞いて、信じて、従うかである。感情経験や事実などはその結果である。

2)御霊による再建の働きに信仰と従順をもって応じることと。

3)それを妨げる要因を聖書にしたがって処理すること。

4)体と魂の自己治癒機制と御霊の働きの相乗効果によって、精神は徐々に癒され、体も御霊のいのちによって充満され、
  全人格的に真理のうちに建て上げられていく。



*言葉の務めの方程式*

<レーマ=ロゴス+信仰=いのち=霊>





参考書:Jack W. Hayford: Rebuilding The Real You, Regal Books


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