昭和は遠ほくになりにけり
たまたま観てしまったコレ、『誘拐報道』。1982年の作品、ショーケンこと萩原健一の鬼気迫る演技。しかし、臭いがもろ昭和。驚いたのは新聞の活版印刷装置。手作業で活字を並べて紙面を作っている。バブル前夜なのだが、まだこんな感じだったんだと改めて。今は亡き懐かしい俳優がいっぱい・・・。
高校時代、『太陽にほえろ』でショーケン演じるマカロニ刑事が立ち〇ョンしてるところを刺されて殉職した時は、もう虚しくて虚しくて、しばらく観る気が起きなかった。その後釜がジーパンだったっけ(松田優作も故人だ)。ショーケンはその後のプライベートはめちゃめちゃだったようだが。
ちなみにショーケンの家はわが家の近く。この辺りは結構芸能人がいて、緒方直人&千堂敦子夫妻もぼくの奥さんの働いてる薬局に顔出すらしい。やっぱり芸能人オーラがあって、目立つとか。で、いろいろアドバイスしてやってるらしい。
それから『西部警察』で「大門君っ!」って甲高い声で叫んでいた二宮係長(を演じていた俳優、名前は忘れた。もう故人だとか)。かなり前のある日、近くを散歩していたら、TVで見た顔のオジサンがいてビックリ。ぼくも最近、YouTubeやってると、リアルでお会いする際、「あ、生ルークさんだ!」とか、「YouTubeよりスラッとしてるぅ」とか言われるのだが、これも映像のフシギ。それぞれに「Dr.Luke」の脳内イメージができているらしい。あと、あの「さよなら、さよなら、さよなら」の映画評論家の淀川長治氏(故人)。
まことに人生はトコロテン。ある時、舞台に登場して、一方通行で裏方へと去っていく。悲喜こもごも、それぞれの人生を演じつつ・・・。こうしてみるとぼくも、思へば遠ほくへ・・・ではある。
(影の声:そう言えば、平成ももう終わるんだよな・・・。)
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