啐啄同時-フェイス・アトモスフィアを醸成する-

これ、禅の言葉。「そったくどうじ」と読む。卵から雛が孵るとき、殻を内側から突く雛と、外から突く親のタイミングが一致するとき、無事に殻が割れて雛が現れることだ。機を得て両者相応じる得難い好機のこと。『碧巌録』にある鏡清禅師の逸話だ。

癒しや不思議なみわざが現れる時には、本人のフェイスと祈る側あるいは周囲の雰囲気がとても重要だ。そこにフェイスのアトモスフィアが満ちているときわめて自然かつ簡単に神のみわざが現れる。われわれの霊と魂は場を形成していることはすでに述べているが(☞霊と魂の場)、内なるフェイスと外なるアトモスフィアがピタッと一致するとき、実に鮮やかに神のわざが現れる。すなわち霊的サブスタンスがこの物理的領域に実体化されるのだ(☞神の波動を実体化する)。

イエスご自身ですら故郷では周囲の不信仰のゆえにほとんどみわざを成し得なかったとある(Matt 13:58)。鍵は何か? もちろんフェイスだ。イエスの元にフェイスによって来た者はみな癒された。時に主は、相手の不信仰にも関わらず癒すと言われることがある。それはまことに神の一方的憐れみとパワーの証、ご自身の証である。しかし、一般的には互いにフェイス・アトモスフィア、あるいはフェイス・オーラの中におれば、なお一層容易に神のわざは現れる。

主は三種類のパン種を指摘された:パリサイ人のパン種、サドカイ人のパン種、そしてヘロデのパン種である(Matt 16:11;Mark 8:15)。パリサイ人は宗教主義勢力、サドカイ人は合理主義勢力、ヘロデは世的政治勢力を象徴する[1]ニッポンキ業界などはこれらの人種の宝庫と言えるだろう。エクレシアが窒息しているのだ。。これらのパンが拡散するとそのコイノニア(交わり)は汚されるのだ。互いの交わりにおいて、これら三種の不信仰のパン種を拡散してフェイス・アトモスフィアを壊すことがないようくれぐれも注意すべきである。

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1 ニッポンキ業界などはこれらの人種の宝庫と言えるだろう。エクレシアが窒息しているのだ。

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