子供はエジプト(世)で育てよ

ニッポンキリスト教の慣行として、クリホームなるものがある。彼らは子供たちには進化論を教えてはならないとか、世の慣習に染まらないようにとか、いわゆるCS(教会学校)に押し込める。小学校のころ、友達で日曜日に学校に行ってるのがいて、実に不思議だった。日曜日に??? 日曜学校って???

10代の頃、音楽や映画、遊びや部活、あるいは勉強、時には恋愛など、何に入れ込んだかで、ある意味一生が決まるとも言えるなと、最近は思っている。特にニッポンキリスト教のCSなどで世から遮断された生活を送ると若者は狂う。若いうちにあのような異常な空間で異常なものを刷り込まれると人格が歪むことは、現在のギョウカイの有様をみると分かるだろう。

ここでも10年以上に渡って主張しているが、子供はエジプト、すなわちこの世で鍛えること。部活、バイト、塾や予備校、さらには恋愛などを十分に味わわせること。失敗してもいいではないか。傷ついてもいいではないか。むしろそれが必要なのだ。モーセやヨセフを見てみよ。彼らはパロの支配するエジプト(世の君が支配する社会の象徴)で訓練されたのだ。対してカナンの地(宗教)には愚かな兄たちが親の資産を食いつぶしていた。ついにはエジプトのヨセフの元に泣きついてきたのだ。

子供は親を自然と見ている。こちらが世にあるが世の者ではない存在として真のフェイスで生きていれば、何も教えなくても彼らもフェイスを持つのだ。あえてCSなどでわざとらしいキリスト教キョーイクなどしなくても。しばしば、いわゆる信仰熱心な親の子供は世を生きる術を持たず、人間関係の訓練を受けないままに、ついには社会不適合を起し、リック・ウォレンや姜尚中のケースのような最悪の転機にも至るのである。

獅子は子供を谷底に突き落とす。・・・これは巨人の星のノリだが、一面の真理である。

子供たちを世に放て!

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