このキャッチコピーはベニー・ヒンのもの。彼が2015年あたりに自分の聖霊論がおかしいことを悔い改めたことはすでに紹介した。まことにそのとおり。聖霊はご自身を証しされない。ジーザスの霊として、ジーザスの言葉を語り、ジーザスに栄光を帰する霊である（☞ 御霊と人のかかわりについて ）。

パフォーマンス志向のジーザスの御人格から離れたしるし・不思議はあちらの霊もなし得るのだ。かつてのトロント・ペンサコラなどの現象も同じ。そのすべてが偽りとは言わないまでも。わが友エレミヤ氏は一貫して警鐘を鳴らしているが、耳を傾ける必要がある。ちなみに英国のColin Urquhartも同様に見ている（☞コリン・アーカートに聴く）。

人は日常性に幽閉され、その生活に飽いて、日常性をなんとか離脱したいのだ。特に家族や仕事、自分の肉体に問題を抱えている人々は現実を逃避するためにその欲求が強い。敵はそこにつけ込む。欺かれない者は幸いである。むしろ日常性を楽しむことだ。フェイスはスーパーナチュラル。が、その意味を取り違えてはならない。

にせキリストたちや、にせ預言者たちが起って、大いなるしるしと奇跡とを行い、できれば、選民をも惑わそうとするであろう。-マタイ福音書