再建主義者はなぜAD70にこだわるのだろうか?

再建主義者はなぜAD70にこだわるのだろうか?

2019-08-11 0 投稿者: drluke

いつもの富井氏の記事。どうも私の指摘を意識している書いている感じがあるのだが、まあ、それは不問にしておこう。

いつもどおり、AD70にキリストが再臨された、いや、今回はあえて来臨あるいは臨在としている。私が「再臨」が二回あるのは変だろうと指摘しているためかもしれない。また携挙も起きたと。

ヨハネ福音書にはこうある-

わたしはあたがたを孤児とはしない。あながたのところに戻ってくる。しばらくすると、世はもうわたしを見なくなるが、あなたがたはわたしを見る。わたしが生きているので、あなたがたも生きることになる。-ヨハネ14:18-19

さて、キリストはいつ戻られたのか? 一般的にはこれをいわゆる教会時代が終わった再臨の時と理解する。しかし、主は「あなたがた」のところにと言っているわけで、これは弟子たちである。はて、時間が合わないが・・・。と、疑問を呈した結果が、再建主義によるAD70の再臨あるいは来臨であろう。

違う! この戻れられるのは、物理的な現象ではなく、霊的現象である。すなわち最後のアダム(=ジーザス)は死を復活を経ていのち(Zoe)を与えるとなられた(1Cor 15:45)。物理的肉体に制限されない存在として、弟子たちのまた私たちのうちに聖霊によって臨在されるのだ(John 20:22)。ペンテコステの日の聖霊の傾注は力としてのそれである(Acts 1:8;2:8)。

マタイ24章の前兆は「ゲネア(genea)=この時代=30-33年」の間に起きるとして、AD70のエルサレム陥落がそれであるとすることはいつもどおりだ1)つまり黙示録(正確には啓示録)の19章(千年期)まではAD70年前に起きたとする。彼らは黙示録の成立時期をネロ時代のAD60年代とするから、高々数年間で19章までが成就したことになる?! そして現在は20章(千年期)の世界というわけだ。

これは、キリストの来臨と世の終わりが、紀元70年に起きたことを示している。

また続けて-

紀元70年にキリストが来臨されたときに、「キリストに属している者」が復活し、死が滅んだ。

紀元70年以降、「クリスチャンは死ななくなった」のである。

キリストに属している限り、われわれは、たとえ肉体が滅んでも、即座に「御霊のからだ」が与えられ、復活する。

現在、昇天したクリスチャンには、この「御霊のからだ」がある。

さらに、紀元70年に「キリストはあらゆる支配と、あらゆる権威、権力を滅ぼし、国を父なる神にお渡しにな」り、「すべての敵」が「その足の下に置」かれた。

法的に全世界はキリストの足下に置かれている。

どうもAD70の「復活」の内実が不明であるし、現在の「昇天」の意味がよく理解できない。文脈からすると現肉体の死のことを指すようではある。

さらに、AD70に全世界はキリストの足下に置かれたとするわけだが、主はマタイの28章でこう宣言された-

イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」-マタイ28:18-20

これはいつのことか? 少なくともAD70のことではないことは明確である!

さらに進むと-

「この時代」とは何か。(・・・Strongに基づいて) the space of from 30 to 33 years 時代(すなわち、普通、連続したそれぞれの世代が占める時間)、30年から33年の間 という意味である。ほかに「民族」「家族」「人種」の意味もあるが、このマタイの文脈ではη γενεα αυτηは「この時代」とか「今の時代」と訳されている。

とタイムスパンとして理解している。前にも指摘したが、このgeneaはgenosから派生した単語であり、genosとは種族、一族などの意味である。つまりこのgenea(ゲネア)とは、旧創造に属する種族あるいは旧創造そのものを指すのであって、必ずしもタイムスパンではない(本日のメッセで触れる予定)。

ポイントはYHWHの目的はご自身のいのち(Zoe)の増殖であり(エロヒムの増殖)、現在の地球上にはこのスーパーナチュラルないのちをインプラントされたキリスト系種族(ニュー・クリーチャー)と、ナチュラルないのちだけのアダム系種族(オールド・クリーチャー)の二種類が混在しているのだ2)ユダヤ人と異邦人の区別は経綸的なものであり、本質的な区別ではない。本質的な区別はいのち(霊的DNA)の種類の違いである。☞教会とイスラエルの関係について

このアダム系種族(旧創造)が続く時代がgeneaであり、それは今もなお続いているのだ。それは文字通りの物理的なジーザスの再臨の際に整理される。私たちの現在の旧創造のボディも一瞬して朽ちない霊のボディに変貌するのだ。これが全被造物が呻きをもって待ち望んでいる神の子たちの出現の時である。

被造物だけでなく、”霊”の初穂をいただいているわたしたちも、神の子とされること、つまり、体の贖われることを、心の中でうめきながら待ち望んでいます。-ローマ8:23

References   [ + ]

1. つまり黙示録(正確には啓示録)の19章(千年期)まではAD70年前に起きたとする。彼らは黙示録の成立時期をネロ時代のAD60年代とするから、高々数年間で19章までが成就したことになる?! そして現在は20章(千年期)の世界というわけだ。
2. ユダヤ人と異邦人の区別は経綸的なものであり、本質的な区別ではない。本質的な区別はいのち(霊的DNA)の種類の違いである。☞教会とイスラエルの関係について