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ついに国債破綻が始まった

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と題する野口悠紀雄氏の記事が、文藝春秋今月号に掲載されている。要点はこうだ。ニッポンの個人資産は1,400兆、国債残高が862兆。よってまだまだ国債を消化できると考えている向きが多いが、実はこれは幻想。国債の消化先を見てみると、実は金融機関であって、これは企業に対する融資が減少したため。しかも国債の使い方はバラマキで、何も価値を創造していない。さらに家計は貯蓄率をどんんどん減らしている。

要するにタコが自分の足を食べて生き延びる構造に落ちているわけ。すでにニッポン国債の格付けはランクを下げている。いずれ1,400兆を食いつぶした暁には、国債が消化できず長期金利は跳ね上がり、ニッポン経済は破綻する。下のデータは現ニッポンの貸借対照表。政府はすでに504兆の債務超過。家計部門でかろじて248兆のプラスだ。

熱が下がらないのだが、それでも国会中継を観ていたが、あの穏やかな与謝野氏が鳩山氏を鋭く追及し、鳩山氏が気色ばった場面もあって、ヒヤリとしたが、民主党は明らかにニッポンを「蛸足食い潰しモード」に陥れている。4月からの予算を家計レベルにして言えば、500万あった収入が380万に減り、ローン残高が8,650万。この上に570万の新規借金を作り、950万の出費をするというわけだ。借金の利息は2%の金利として173万。ニッポンは確実に内部崩壊している。

それにしても同誌はやはり小沢叩きがスゴイ・・・。

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追記:ギリシャがかなり危なそうです。粉飾がなされてきたようですが、国家的山一證券事件となるかもです。経済力の異なる国々を一括でユーロでまとめてしまうことがそもそも無理があったわけですが。

ギリシャ経済危機の行方

Comment

zion

P社前で信者さんがチョコを配りながら、幸之助さんの新しいご本ですよ、、え? 朝から晩までご苦労さま。
肖像権とか、いろいろありそうですが。

http://www.kofuku-no-kagaku.or.jp/info/list/details/33_1641.html

そのうち、聖徳太子が、西郷隆盛が、語りだしますよ。

  • 2010/02/12 20:51
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