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霊の時代

神から離れた人類の歴史は自分の生存を自分で担保するために、限られた諸資源(霊的・精神的・物理的)の分配をめぐる争いである。前にも触れたが、この物理的な分配/争奪をいかなる手段で行うかにより、現経綸下の国家体制が決まる。国家が全てを所有しつつ分配を行うのが社会主義・共産主義。個人が所有して市場経済・自由競争原則により行うのが自由主義・市場経済。

これまでの80年代までの世界は、このふたつを裏付ける思想・イエオロギーの対立だった。が、90年代以降、ソ連が崩壊して、このパラダイムは崩れ、多極化へと進み、対立軸が不明瞭になった。2000年代に入って911が起こり、どうも雰囲気が怪しくなってきた。つまり背後にある霊的存在がクローズアップしてきたのだ。80年代にはアングラ系で囁かれていたメーソンやイルミナティによる策略が次々に表に出てきている。現時点で911がカッターナイフを持ったアルカイダによる犯行と考えている諸氏は、よほど当局によるMCを受けていると考えられる。あれはもちろん自作自演。そしてアフガンとイラクに入ったが、この31日で米軍はイラクから完全撤退する。

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そのイラクは聖書のシヌアルの地。つまりバビロンだ。どうもイラクにおいて目に見えるバビロン*1が復活する方向へと動き出している。

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その背後に蠢く存在は、もちろんサタンとその配下の霊たちだ。サタンはいないとか、悪的存在などは迷信だと言う者たちは、すでに彼らによって騙されている。この霊的領域の現象が物理的世界に反映するのだ。

人は聖霊による覚醒を受けるまでは、その霊的存在の下でマニュピレートされている。

同様にわたしたちも、未成年であったときは、世を支配する諸霊に奴隷として仕えていました。・・・しかし、今は神を知っている、いや、むしろ神から知られているのに、なぜ、あの無力で頼りにならない支配する諸霊の下に逆戻りし、もう一度改めて奴隷として仕えようとしているのですか。-Gal 4:3-9

これは何度も言っているが、現在はイデオロギーの対立ではなく、神に受け入れられた存在と拒絶された存在の霊的相克の時代である。霊が再生されたクリスチャンはこの霊的な動きを感知できる。その霊的領域に対して、私たちは祈りをもって介入し、神の主権と力を行使することができる。

わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。-Eph 6:12

前から指摘しているが、この戦いとはこれから勝利を得ようとするものではなく、すでに十字架でイエスが勝ち取られた勝利の宣言と適用なのだ。それはもちろん信仰による。

そして、もろもろの支配と権威の武装を解除し、キリストの勝利の列に従えて、公然とさらしものになさいました。-Col 2:15

一方で、敵はこの十字架の事実を決して認めまいとし、私たちにもその事実を偽りによってぼやかしたり、欺きへと追いやろうとする。いわゆるサタニスト(悪魔礼拝者)らは闇の霊と関係しつつ、その闇の力を彼らの祈りによって行使する。さらに具体的な手段をも用いて、神の立てた諸権威や神の教会を破壊しようとする。その霊によって使われるのはもちろんある種の個人だが、彼らは自分から率先して闇の霊に自分を委ねることもあるし、無意識の内に彼らの内なる要塞を利用される場合もある。

実際にアメリカあたりでは、サタニストが午前3時頃に主だったクリスチャンのリーダーたちに向かって、呪いの矢を放っているのだ。そしてここに面白い情報がある。アメリカに軍や政府高官のかなりの部分がサタン礼拝と関係しているとの記事だ。

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これはオーストラリアのサタニストが暴露した事実。70年代にはJohn Toddなどが有名だったが、彼は悔い改めてクリスチャンとなり、バプテストの牧師として奉仕つつ、イルミナティの内部を暴いた。が、いつしか消息不明となった。

かくしてまことに聖書にあるとおり:

わたしたちは知っています。わたしたちは神に属する者ですが、この世全体が悪い者の支配下にあるのです。-1John 5:19

今後、ますますこの霊的領域での相克がそのままに地上に現出するだろう。ゆえに訳のわからない事件も起きる。その中で、神につく者と敵につく者が明確に切り分けられていく。しばしば人間の判断とは逆の場面が起きるだろう。まことに

だが、驚くには当たりません。サタンでさえ光の天使を装うのです。-2Cor 11:14

世界はイスラエルに対する態度で切り分けがなされる。霊的にはエクレシアに対する態度で切り分けられる。よく二元論はカルト思考だとか言われるが、イエス御自身は徹底した二元論者だったのだ。

信じてバプテスマを受ける者は、救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。-Mark 16:16

わたしに味方しない者はわたしに敵対し、わたしと一緒に集めない者は散らしている。-Luke 11:23

かくして人間の自由裁量の領域は限りなく狭められていく。まことに時代は霊の時代。それぞれが持つ霊がいかなる性質のものかが、明確にされてしまう時代だ。イスラエルに対する憎悪を感じたりする諸氏は要注意。エクレシアやクリスチャンの働き人に対する敵意を覚える兆候も要注意。あの者の霊が内側で働いている兆候だからだ。聖霊は神の愛するものを愛し、神が受け入れられたものを尊び、神がなしておられることに積極的に関与する。私たち霊が再生された者は、体は世にあっても、霊は世のものではない。

あなたがたは、キリストと共に死んで、世を支配する諸霊とは何の関係もない-Col 2:20

問題は「私の座」である魂がどちらの事実を選ぶかが問われるのだ。これは自由意志による選択、すなわち信仰の問題だ。魂の肥大化によって、魂で生きている者は、霊の事実を見ることができない。

自然の魂的な(原語)人は神の霊に属する事柄を受け入れません。その人にとって、それは愚かなことであり、理解できないのです。霊によって初めて判断できるからです。-1Cor 2:14

魂的(魂主体の)な人は、いくら聖書を読んでも、あるいは神学や注解書を学んでも、その霊的事実を見ることができないのだ。オツムの中のぐるぐる回りに終始する。なぜならその事実は魂の知性の領域ではなく、霊の領域に存在するからだ。知性で霊的事実を見ることは決してできない!そしてこれを「見た人」と「見てない人」では大いなる差が生じる。たとえ神学や思想を知っていても、見得ない人は見えない。そしてここに嫉妬が生まれるのだ。が、不思議なほどに「見たか、否か」は見たもの同士は分かってしまう。まことに時代は霊の時代。祈りの必要をこれまでになく覚える時代となってきた。かくして私たちの目標は

だから、わたしとしては、やみくもに走ったりしないし、空を打つような拳闘もしません。-1Cor 9:21

わたしは、戦いを立派に戦い抜き、決められた道を走りとおし、信仰を守り抜きました。-2Tim 4:7

嗚呼、主よ、来りませ!

参考:いつもの井口博士の面白い記事-

追記:私は2008年の総選挙前から、民主党が政権を取ったらニッポンは崩壊すると警告してきた。そしてその末期症状がついに、だ。原発事故は収束し、海への汚染水の放出も法律上はゼロだと。物理的事実すら見えない、あるいは見ない、この国は間違いなく終る。まこにユリウス・カイザルが言ったとおりだ:人は見たいものを見たいように見て、聞きたいことを聞きたいように聞くものだ、と。

*1:目に見えない形での世界や教界のバビロン化はすでに起きている。バビロンの本質は人類の生存を担保するための霊的要素と社会経済的要素が融合すること。その結果として国境などが崩されて、世界は統一(NWO)へと向かう。

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  • 2011/12/17 21:13
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