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TPPの社会的・精神的・霊的深層構造

私の歴史観は精神病理史観である。すでに何度も書いているが、対アメリカ関係において、開国=政治的去勢、敗戦=軍事的去勢、バブル崩壊=経済的去勢、原発事故=倫理的去勢と4回も去勢された国家がわがニッポンだ。エディプス葛藤を克服し得ず、むしろ父なるアメリカによって去勢されて、独立国家たる所以をはく奪されたのだ。ゆえに対米従属は当然であり、その精神病理からもろもろの制度的問題が生じるのだ。かつてのわが同僚副島隆彦氏のサイトにこの制度的問題点を実に端的に解説している記事があった。わが日本国憲法は-

実は、日米関係だけではないが、日本の国内政治は、そのような各種のアグリーメントによって制約を受けている。日本国憲法においては、98条第2項に「日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする」と書いてある。国内法よりも上位概念が条約や国際法規ということを憲法で規定している。だから、憲法以外の国内法は条約などの下に存在する。日本国が締結した条約に違反する法律というものは存在しないという解釈になっているようだ。

国内法の上に置かれる各種条約・アグリーメント。これが諸悪の根源。ゆえにTPPに参加することは自ら国内法の上位にある権威を自分に課することになる。かくして精神病理的に属国である事実を制度的に保証してしまうのだ。そしてTPPの彼岸にあるものは、あのNWO(New World Order)だ。すでにネットは国境を無意味なものとしたが、TPPはこれをリアル国家間で実現する*1。世界はひとつ、人類はみな兄弟。バベルの塔で神の裁きが執行され、現経綸ではキリストにあって、すなわち十字架によってのみその裁きの執行から免れるのだが、十字架を回避して人類がひとつになろうとする試み。神への明確な反逆である。かくして人類はその日に向かって自らの頭上に裁きの炭火を積み上げているのだ。TPPに参加することにより、わがニッポンはその呪いと裁きの下に自らを置くことになる。

*1:国境を定め、各国家の主権を置いたのは神だ(Acts 17:26;Rom 13:1)。こうして現経綸では人類は分散統治されている。

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TPPは反対です。農業が打撃を受けるだけでなく、医薬品が高騰し、国民保険制度もなくなり、金持ちしか医療を受けられなくなる事や、イルミナティ企業の農薬がたっぷりかかった危険な遺伝子組み換え作物や食品が規制されずにどんどん輸入されるなどが懸念されるからです。否すでに宮崎牛の口蹄疫問題や、3.11以降、アメリカ産やカナダ産の肉が以前に増して流通しているようです。最近すたみな太郎という食べ放題の店に入りましたが、アメリカ産やカナダ産の牛肉や豚肉ばかり棚に陳列されていました。日本産のはこれっぽっちも無し・・・。こわいこわい。

キリストの十字架を経るとは、自我の死や自我を否むことでしょうか。共なる死のことでしょうか。我を否むのは難儀ですね。つい高ぶってしまう・・・。創造主を敬拝することの必要性はあると思います。唯物的で科学を信仰し、技術が社会を支えている文明は滅びると思います。唯物至上主義的の驕れる現代人はかつてのアトランティスのごとく、ソドムとゴモラのごとく、焼かれるのでしょうね。巨大なスペースシップが来ているようですし、驕れる人類に対し、怒りの杯をぶちまけられるのでは。

  • 2013/03/13 22:13
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訂正があります。

>驕れる現代人はかつてのアトランティスのごとく、ソドムとゴモラのごとく、焼かれる・・・

と述べましたが、アトランティスはレーザーで大気圏を穴開けてしまい、その後大量の雨が降り、おそらく大陸大半は水没したのだと思われますので焼かれると表現するのは不適切でした。

日本政府がTPPを蹴ろうとした場合、3.11のように人工地震で脅されるのではないかと懸念しています。どうにかその脅しを回避できないものか・・・。ご存知でしょうが、井口 和基氏は3.11は人工地震によるものだと確定しておられるようです。最新のブログでまたまた人工地震の波形が観測されたことを明かししておられます。NWO連中の仕掛ける災害から守られるよう、祈りが必要と思われます。

  • 2013/03/13 23:03
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