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BBの季節がやってきた

このところ太陽が隠れているが、『太陽がいっぱい』に続いて観ているのは、やはり夏の定番のコレ。『BB』、つまり『ビーチボーイズ』だ。私のfavoriteな1997年のドラマ。反町と竹之内の絶妙のやりとりで人気を博した。広末がまだ初々しく、顔がマン丸。そしてわがタイプであるところの稲森いずみも若い。『BBスペシャル』もある。

昨年は夏の終わりにロケ地を探索した。場所は布良海岸、実際には海水浴は不可能。波と風が強くて、とてもまったりはできない。ただ、何気にハワイのダイヤモンドヘッドに似ているかもしれない。

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↑DHの跡地

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この坂道はドラマを見ている人には懐かしいはず。

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それぞれ人生の蹉跌を心に秘めた人々がDHに集まり、お互いの心を解き放って、また社会に戻っていく。しかしそのDHの社長(マイク真木)は自分の海に入り、永遠のレガシーとなった。広海と海都も自身の心の痛みはそのままに、狂言回し的役割を担いつつ、自分を取り戻して、夏の最後に自分の海を求めてDHを旅立つ。このDHの設計図のままに再現してカフェを営む人もいるのだ。

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・・・というわけで、いかにもな設定にして、反町の演技の演技がやたらとウザイのだが、なぜか魅力があるドラマなのだ。彼はスイマーとして挫折し、人生を休んでいる設定だが、けっこう投影してしまうのだ。私のアイドリング生活もやや似ているかもだ。一方の竹之内は、最近はけっこうシブイ役どころで熟男(うれだん)になっている。ROOTのCMのコピー「それでも前を向く」は電車の中でつい読んでしまう。

TwitterにUPしたが、文科省が「センター試験に変わって人間力を判断する試験制度を」とアホなことを言い出したが、これでまた大学は難儀するだろう。17,8歳のお子ちゃまが人間力などどうして持ち得るかって、それをどうやって評価するのって まあ、人生の味わいと言うか、人間の魅力と言うか、男のシブみと言うか、熟男の匂いと言うか、完成された男と言うか・・・これ、人生の酸いも甘いも噛み分けてようやくその魅力を醸せるものなのだ。心に深い傷を抱きつつ、なおも生きるとき、その傷から染み出てくるものだ。それは顔の傷や皺の深さに現れるのだ。

極私的には、年齢を重ねるほどにじっくりした魅力を醸せるシブい男でありたいし、若い子たちから憧られる存在になりたいと願っている(実際、そうなっているようだが^^)。YAZAWAはそのひとつの模範でもある。最近、E-モバイルのCMに出ているが、イイねぇ、あの魅力だ。枯れない人生、それは生活事や教会事で搾り取られたらダメ。人生も奉仕も余剰価値ですべきなのだ。まずはあらゆる領域で自分が満たされて、潤っていること。そのコップから溢れた分を流すこと。かつての『マルサの女』で権藤商事の社長が名言を吐いた、「カネはコップニなみなみと溜まって、その溢れた分を楽しむのだ」と。霊的にも同じだ。主も言われたではないか:持っている者はますます豊かにされ、持っていない者は・・・以下略。人生を楽しむこと。エデンの園においてはあらゆる木から摂って食べてよかったのだから。

さて、2013年夏、これからが本番、BBしようぜ
 

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