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世界のベクトルは・・・

本日のNHK『クローズアップ現代』にてヨーロッパの金融危機について報告されていた。いわゆるアメリカ型市場原理主義、-これをかつては"グローバルスタンダード"として、ニッポンも金科玉条のごとく信奉していたのだが(私は前々からこのいかがわしさを指摘し、ニッポン人はこれに耐え切れないと言ってきたが→こちら)-、どうもその欺瞞性が露わとなり、終焉が見えてきたようだ。あのフランスのサルコジ氏も方針転換を余儀なくされている。かくして国家の責任と個人の責任とのバランスがぐっと変わる。おそらくレーガノミクス以来標榜されてきた小さな政府は、かつての大きな政府へと比重を移すであろう。実はかつての世界で最も成功した"社会主義"国家ニッポンがよい模範なのだ。小沢氏はこのあたりをモデルにしているような印象もあるが。

さて、今般の経済クラッシュとドル覇権の終焉を予測した、ここでも何度も紹介している副島隆彦氏のサイトに興味深い記事があった。彼は今回の大統領選について

副島隆彦です。今日は、2007年4月4日です。・・・私の現在の予測では、2008年の大統領選挙は、現在民主党のイリノイ州選出の上院議員である、バラック・オバマが勝利する、という内容である。このことをここまではっきりと断言している人はおそらくいないはずである。・・・
 ゆえに、今度のアメリカ大統領選挙は、世界皇帝デイビッドとロックフェラー家の嫡男であるところのジェイの戦いである。その代理戦争である。
 このように私は予測している。私、副島隆彦はここではっきりとバラク・オバマの当選を予言しておく。・・・私の結論からいえば、今なおデイビッド・ロックフェラーの力がアメリカを支配しているのであるから、やはりバラク・オバマが当選するであろう。
 私、副島隆彦があまりにも「デイヴィッド・ロックフェラー対その甥っ子に当たるジェイ・ロックフェラーとの戦い」ばかりを中心にアメリカ政治分析を行うので、今なおだれ一人として私の分析に追随しない。これは私の弟子たちを含めてそうである。アルル君も、私の意見に懐疑的だ。すべての人が半信半疑である。
 ただし、私の言論を注目している人々はすべて、デイヴィッドやジェイという名前ぐらいは最近理解するようになった。それでもあまりにも怖い話なので、誰も追随してこないい。これが日本におけるアメリカ政治思想研究あるいはアメリカ政治分析の現状である。

と記している。表に見える現象はアメリカ国民が"CHANGE"を選んだと言うわけだが、私的にはメセージでも語ったが、ソドム&エジプト化の方向へと大きな一歩を踏み出した印象を持つ次第。まあ、時が明らかにするであろうが、どうも社会においてもキリスト教界においても、時代の霊は主の十字架を否定したいようだ。十字架抜きの「すべては赦され、愛され、何でもOK、われらはひとつ、YES, WE CAN!」と言う霊的フェイクの時代が到来したと感じている。

追記:リチャードさんがちょうどこの空気と逆のベクトルの記事を書いておられました。題して『300』。時代のKeywordはやはり「篩い分け」。

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