Jazz と 漢詩
- 2013/05/24 19:43
- Category: 独白
- Tag: 漢詩 白居易 Jazz
この二つの文化、人間の哀しみ、人間の歓び、人間の不条理、人間の愚かさ、そう、人間の生・・・。人間、なんと愛おしむべき存在ではないか。そう、所詮この世は浮世狂言。その浮世を生きる人間の悲喜劇を謳っているのだ。あまりにも異なるようで、実は深い処で似ていることに気が付いた。
蝸牛 角上 何事をか爭ふ
石火 光中 此の身を寄す
富に隨ひ 貧に隨ひ 且(しば)し歡樂せん
口を開きて 笑はざるは 是れ癡人
石火 光中 此の身を寄す
富に隨ひ 貧に隨ひ 且(しば)し歡樂せん
口を開きて 笑はざるは 是れ癡人
カタツムリのツノの上のような狭いこの浮き世の中で、何を争っているのだ。
火打ち石の一瞬の火花の輝きのような仮住まいの身。
豊かな者は豊かなりに、貧しい者は貧しいなりに、しばらくこの世に生きている間は楽しんで過ごそう。
口を開けて高らかに笑わない者は痴れ者(あほ)である。
さて、これからレイトショーだ・・・・。