オメデタき人々
- 2009/11/02 12:16
- Category: 社会
- Tag: 政治
本年度の税収が40兆を切る可能性が。しかも法人税収が一桁!?そしてなんとこの状況において来年度95兆に膨れ上がった予算において、国債発行額を44兆以内に収めるとの首相答弁(→記事)。これで一挙にデフレが深刻化するでしょう。しかしこの人、どこまで脳内空転なのだ。こうなると「脳内妄想内閣」と名づけるべきだ。
で、自身は献金管理はすべて秘書任せで、何も知らなかった、と。さらには7,200万の申告漏れ(→記事)。奥様はUFOで金星に行って来られたそうだが、この人ももしかすると木星あたりに行っているのかも知れない。チマチマした予算などでオツムを使うよりは、広大な宇宙の営みを見てみよ、とか言い出すかも、だ。ニッポンキリスト教にも10年以上「ドント・ウォーリー」と言い続けている御仁もいるのだが、ある種の類似のお目出度さがあるようだ。大川隆法氏の政策の方がよほど危機感を覚えており、リアリティがあるように思えるのだが。
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本日の国会。先ほど終わった加藤さんの質問は、さすがだった。80年代の英国のサッチャー、ハイエク、フリードマンから始まったいわゆる小さな政府、新自由主義の問題、歴代総理の逸話から始めて、「友愛政治」の現実感欠如を指摘。国民がマニフェストを支持しているわけではないこと。これにフランスのミッテランのように早く気づき、軌道修正すべきこと。さらにニッポンの真のアイデンティティを再確認すべきこと。
具体的には経済問題、特に国債の金利上昇への危機感を指摘、農業問題、JAL問題など、実に緻密に淡々と攻めていた。藤井財務大臣などは心理的に動揺している様がよく分かるほどだった。この人、例の森下ろしの「加藤の乱」がスベってからやや影が薄くなっていたが、自民党の再生のキーパースンかも知れない。自宅を放火されるなどの修羅場をくぐっているだけあって、見かけによらず腹が据わっている。
それにしても民主党の議員は、議員と言うよりは、自分たちが官僚体質丸出しと見えてしまったのがなんともイタイ。もっともイタイのが長妻氏。すでに衰弱激しく、ノイローゼ状態とも。藤井氏に、もっともダメ大臣と名指しされてしまったようだ(→記事)。こういった批判追求型の人物は、実は批判されることには耐性がなく、思いのほか弱いもの。あの韓国の自殺したカトリックの盧武鉉氏なども同じだ。自分が計る計りで計り返されることを地で証明した。[@1655]
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