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本日の一冊-『武人-甦る三島由紀夫』

Discoの前に東京MTで見つけたムック。『武人-甦る三島由紀夫』。

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三島対する思い入れはここでも何度も書いている。戦後のアメリカのMCにより左翼系価値観が蔓延して、教会ですら民主主義による運営とかのたまう輩が出る現在、あらゆる領域で彼の予言がすでに成就した。戦後教育は死ぬことを教えていないと喝破する彼の言葉は、ニッポンでもニッポンキリスト教でもまことに正しかったと分かる。
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Comment

Salt

>人間パウロの三島的葛藤である。彼は同胞であるユダヤ人が滅びに定められていることについて、まさに三島が「2.26事件」の将校に抱いたと同じ感覚を覚えていたのだ。

これ、興味深い対比ですね。確かにそういうところはあると思います。「盾の会」の悲しいまでの滑稽さに胸がつまる思いです。

この「私の中の25年」と「太陽と鉄」は何度も読み返しました。

「民主主義や日教組糞くらえ」これも同感です。こんな私が公立学校の教壇に立つのは大問題かも知れませんが・・・・

  • 2013/11/10 19:14
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Luke

三島もある意味、自分が真に求めていた対象が何だったのか、ついに分からなかったのでしょう。
だから次々に裏切られた。天才はこの世で生きるには、あまりにも見えてしまうので、悲惨なのです。
しかし、今のニッポン、すでにこの肉のエネルギーも枯渇してしまいました。

  • 2013/11/11 06:40
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shige

やはり相対的なこの世に絶対的な真実、愛、美、正義などを求めると破滅するしかないのでしょう。三島、芥川、太宰のように。絶対は神のみですから。

  • 2013/11/11 09:22
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Luke

そうですね、まことに。三島も相対世界を絶対基準で裁いたわけですが、その物差しで裁き返されたとも言えますね。

  • 2013/11/11 17:22
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shige

聡明な漱石も世と人間の真実が見えたので、「死か狂気か宗教か」の三つの選択しかないと言いましたが、キリスト教を嫌悪してた(この欺瞞もちゃんと見えてたのでしょう)ので死ぬことも狂うことも出来なかった彼は最後まで悶え苦しんだようです。げに恐ろしきはキリスト教か。

  • 2013/11/11 23:43
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