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CLIP:東大など、数十年来の脳の謎を解明 - 脳回路が精密な配線であることを発見

従来、ニューロンの空間配置分布のパターンは分散型か、クラスター型かの論争があったが、今回開発された「大規模スパインイメージング法」により、どうも後者に軍配が上がった模様。

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人間の精神活動が物質界の構造と機能に還元されるのか、それはすなわち霊や魂の存在の否定であるが、それともそれらとニューロン回路やシナプスにおける化学反応が同期しているのか、これは現代の脳科学における心脳問題*1と呼ばれ、根本的に回答あるのか・ないのかも分かっていない。前者であれば、リバース・エンジニアリングにより、いずれシリコンチップによる"脳"を人工的に構築することも可能だ。が、そもそもいまだ脳の働きはそのパラダイムが分かっていない。DNAによる遺伝は、4つの塩基配列によるコーディングであるが(=原理的には問題は解けているわけ)、脳は果たして?

■参考:霊精神身体医学の提唱(mixiにコミュがあり、内科医のHS(Dr.Sky)さんが管理人をして下さっています。医療関係者も含めて、会員数もかなり増えているようです。)

*1例えば、色はどのようにして知覚されるのか。そもそも光は電磁波であり、周波数の差が色として感覚されるわけだ。しかし同じ波動である音については、"色"は生まれない。もっともホワイトノイズとか、ピンクノイズと言うが、音を"色"として知覚することはない。音は単に高いか・低いか、だ。しかし光は色として知覚されている。しかし色は脳が作り出したものであり、自然界には、元々は「赤い色」とか「青い色」などはないのだ。まさに「色即是空」。このような脳が作り出す質感をクオリアと呼ぶ。クオリアはどのようにして生まれるのか、これがひとつの現代脳科学のテーマである。

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