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30歳という壁

今朝も気持ちがイイ。朝5時台には目が開き、走りたくて身体が疼き出す。養老先生も薦める「身体性の回復」と言えるかも。ここへきて身体がまた締まった。

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川田亜子氏について同じ番組を担当していた鳥越俊太郎氏が悔し涙を流しておられる。「娘みたいに大事にしていた。25日に何かがあった。メールをしてあげればよかった・・・」と(→記事)。彼女のBlogを読むと、取り残される恐れや不安、そして寂しさを感じるが、30歳を前にして、煌びやかなTVギョウカイにあって自分の居場所を見失ってしまったのだろう。若いうちはアイドル並みにバライティ番組で使われたようだが、本人はそのような路線には拒否感を覚えていたようだ。報道を目指して独立したようだが、それもかなわなかった。かなりの焦りがあったものと思う。外見とは異なって、意外に内面は地味だったのかも知れない(しばしば美人にこのタイプが多い。外見と異なり自己評価あるいは自己像がかなり低いのだ)。

そもそも女性アナウンサーをアイドル/タレント的に使う昨今のTVのあり方が問われるべき。アイドル路線からうまく脱皮するためには、野球選手と結婚したり、外国へ出て行ったり、弁護士を目指して法科大学院に通ったり、エッセイストを気取ったりする必要があるようだ。わが後輩の『プロジェクトX』の膳場貴子氏のように、そのルックスを買われてNHKから民放へと移るのはよいが、その後の身の置き所をよほど心しないと使い捨てになろう。まさに「花の命は短くて」である。私的にはNHKの母、加賀美幸子氏的な位置づけを得たらいいのだろうとは思うが、相当に神経がタフでオバサン化する必要があるのかもしれない(アナウンサーばかりでなく、オバサン化すると女は実に強い)。

いずれにしろ、あらゆる領域がバビロン化しつつある終わりの時代、人間が商品として扱われていることの証左なのだ。

その商品とは、金、銀、宝石、真珠、麻の布、紫の布、絹地、赤い布、あらゆる香ばしい木と象牙細工、そして、高価な木材や、青銅、鉄、大理石などでできたあらゆる器、肉桂、香料、香、香油、乳香、ぶどう酒、オリーブ油、麦粉、小麦、家畜、羊、馬、馬車、奴隷、人間(原語:魂)である。

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横綱同士の因縁の睨み合い。相撲はついに外人ばっかり、ガッツポーズを取ったりと、かくしてついに神事ではなく、格闘技化してしまいましたね。そのうちボブ・サップあたりが参加するかも・・・。K-1並みにショービジネス化しそうです。

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