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オバマの後は・・・・

ファイル 1122-1.jpg元わが同僚の副島氏が新著を出した。題して『ドル亡き後の世界』。彼は大統領選の2年前からオバマを確約し、5,6年前からドル覇権の終焉を予測している。この著書ではさらに60円まで落ちるとし、日本株も5000円を割ると予言。さらに任期を満了することなくオバマは失脚し、代わってヒラリー・クリントンが。世界は2012年にどん底を迎えるとも断言。まあ、マヤの予言とは関係ないだろうが、彼はそのシナリオに絶対の自信を持つ。

ファイル 1122-2.jpg実はオバマが失脚してヒラリーが立つであろうことは複数の筋から言われている。これは私的にも十分にあり得ると見ている。そもそもオバマに対して"shame on you! Obama!"と罵倒した彼女が素直にオバマに従うことはない。彼女はチャンスを待っているのだ。で、今週のTIME誌のカヴァーストーリーがヒラリーの特集"Hillary's Moment"。その紹介の仕方はヨイショ、ヨイショ。

She is the star of the Obama Cabinet and an international celebrity-and after nine months of staying out of the limelight, Hillary Clinton has arrived on the Global stage.

中東問題における彼女の手綱さばきを褒めちぎった後、こう続く

Clinton's ability to change negative attitude abroad makes her the most powerful U.S. public diplomat in time.

そして最後に(表向き)彼女を戒めて記事は終わる

In the end, though, Clinton's success will be determined by whether she can expand her role beyond public diplomat. She will have to become a more sure-handed negotiator and, most important, a trusted adviser to a President who knows where he wants to go in the world but hasn't quite figured out how to get there.

この冠詞が"the"ではなく"a"であることに注意がいるかも知れない。

追記:個人的印象だが、ヒラリーの写真の目が怖い。目力が強いとも言えるが、彼女についてはwitchと言う話もある。で、下の写真をみてもらおう。どこがおかしいか分かりますでしょうか?(そう、星条旗の☆の向きに注意!)

ファイル 1122-3.jpg

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本日の一冊

ファイル 1050-1.jpg実は4冊ほど仕入れたが、メインはコレ。"LEON"。チネチッタのファストフードに置いてあったので知ったのだ。キャッチコピーがイケテル。いわく「モテるオヤジの作り方-回りまわって詰まるとこ。『スーツ』と『デニム』と『カラダ』が基本」。なるほど。してそのウリのコンセプトはこうだ:

オヤジは決して若ぶってはいけません!お子さまにマネできないテクニック満載

2001年9月創刊。30~50代、年収1000万以上の高額所得者層をターゲットにファッション、クルマ、機械式時計を3本柱として独自の切り口で展開。2002年2月号の特集「モテるオヤジの作り方」特集が大ヒット、以来年2回の恒例特集となってファン層を確実に広げる。狙った読者が若い頃に消費文化の洗礼を受けた層であったことと、「高級な実用誌」に徹した誌面作りが「掲載商品への圧倒的なレスポンス」を生み、男性誌業界で「エポックメイクな雑誌」との」評価をうける。また、LEONが積極的に薦めるアクティヴィティはロングボードサーフィン、タンゴのふたつ。多くのスポンサーとの協賛を受けてさまざまなイベントも行い、読者への訴求効果を得ている。

ファイル 1050-2.jpgなるほど、若ぶってはならないわけだ。YAZAWAフリークの同僚も言っていた、「男は50からですよ!」と。不肖Dr.Lukeも同級会で「カラサワは渋くなった」とか「やけに洗練された」とか言われて、何とかも木に登る状態なのだ(まあ、中学時代は実にダサかったのだ)。で、この秋、さっそく本誌に紹介されていた六本木の"Bar Senza Cravatta"(注)にチャレンジしてみようか。

注:イタリア語で「ノーネクタイ」の意味だとか。

本日の一冊とサプライズ三題

本日は「PC演習Ⅱ」なるマイナーな選択科目講義。エクセルをかなり深く教えるのだが、昨年はオタク系男子学生が二人だけと言う惨状だったので、今年もやや心配していた。名簿登録は8名ほど。で、朝、教室に入ってみると、何と男子は二人であとは女子学生ばかり。しかも全員顔馴染み。つまり私の「精神保健学」の学生ばかりなのだ。これはうれしい♪女子学生が多いと雰囲気が明るくなるわけで、昨年とは様変わりだ。これはけっこう楽しくいけそうだ。全員、明日の「精神保健学Ⅱ」も取ってくれてるようで、こちらは200名ほどで、女子が70%。よーし、楽しく行こう!

 * * *

ファイル 1039-1.jpgで、本日の一冊。副島隆彦編著&SNSI副島国家戦略研究所による『最高支配層だけが知っている日本の真実』(成甲書房)。副島氏の基本的スタンスは日本がアメリカの属国であると言うこと。彼のアメリカにおけるディープな情報源からの情報とこの視点からすべてを導き出す。彼の予言はほとんど的確だったことは誰も否定できない。ちなみに私の予言もほとんど的中していると思うが、いかがでしょう?私は彼のような情報源はないが、精神病理史観から予測しているわけで、それが彼の観察とほぼ一致するわけ。今のマスコミはくだらん記事ばかりで、本質をついたモノはまずない。と言うより、表に出して良いものだけを出しているに過ぎない。副島氏はそれにチャレンジする。まあ、この手のモノはご自身で読んでもらうしかない。内容だけ紹介しておこう-

・安倍晋三の奇怪な変節と「ザ・カルト・オブ・ヤスクニ」
・大衆世論を操縦せよ!―「郵政洗脳選挙」と「広告プロパガンダ代理店」
・遅れて来た「拝金主義」―外国勢力に踊らされ続ける日本人
・日本銀行はロスチャイルドがつくった―明治日本のドンは、仏ロスチャイルド家の承認を受けて日銀を設立した松方正義である
・世界の歴史をカネで動かす男たち―国際エスタブリッシュメントの金融支配
・秀吉の金、信長の金―イエズス会の黄金輸入利権と「銀の島」日本から流出する銀
・女王陛下の明治維新
・日本海海戦はイギリス海軍の観戦武官が指揮していた
・ロックフェラーが仕掛けたウォーターゲート事件
・「ロッキード事件」におけるザワザワとひろがる真実
・「愛の思想」で新自由主義から身を守れ

 * * *

で、新内閣のサプライズ。亀井静香氏が郵政見直し・金融大臣とか。これは面白い。あの売国奴の小泉&竹中にホリエモンなる刺客を送られつつも、雨の中で絶叫し、自らのスタンスを崩さなかった根性の人。これで真っ向からメンツを立てることができます。鳩山氏も憎いです。亀井さんとはわが大学もけっこう深い仲の部分もありまして、ぜひ頑張ってもらいたい。応援します。が、アメリカに刺されないように・・・。関連動画です(↓)

売国奴を晒す!小泉純一郎&竹中平蔵の悪行【かんぽの宿編】

追記:東京地検が鳩山献金疑惑の捜査に着手した模様。何となく立件を避ける様な気もしますが・・・。

 * * *

次のサプライズ。総理になりたい男、現名古屋市長の川村氏が南京大虐殺に異論を(→記事)。同事件では30万とかの被害者数が言われているが、それに対してはいろいろな論争がある。原爆で殺された人数に匹敵するわけで、旧日本軍が通常兵器で可能?しかも当時の南京の人口をはるかに上回るとも言われている。何しろ相手は「白髪三千丈」の国民性。こういった異論を唱えるだけで危険人物視されたりもするわが国は、まさに主権を抜かれていることの証左なのだ。どんどん疑義を呈して検証する要があろう。ちなみにドイツなどではニュルンベルグ裁判の結果に異議を唱えただけで逮捕されるのだ。こんな国にしてはならない。昨今のニッポンキリスト教も互いに告発し合って、同様の社会ヒステリー現象を呈しているが、オツムを冷やす必要があろう。人の証言や歴史などは、自然科学とは異なって、しばしばある一定の思惑の元で構成されるものだからだ。

 * * *

あの9年連続200本安打のイチロー。実は彼の視力は0.4だとか!?(→記事)。これもサプライズの中のサプライズ。どうなっているのだろうか、彼の神経系は?

本日の数冊

ファイル 1031-1.jpgまずは『池田大作の軌跡Ⅰ』(潮出版)。今回ほぼ壊滅した公明党をいただく池田氏の20代からの伝記。いやあ、これは迫力がある。正義の騎士池田氏がいかに大衆の心をとらえて、腐敗した政治界に新風を吹き込み、ニッポンを仏道の国家にしようと、わが身を捧げていくか、読み手を引き込む筆のタッチ。「中国が信じた。権力が負けた。労組が驚いた。庶民が愛した」とあるとおり、世間も、政治家も、中国もみな池田氏に膝を屈めたのだ・・・。

と言うわけですが、これ、実は職場の学会の同僚からの頂き物。彼が学会員と最近知り、いろいろ話を伺っていると、プレゼントして下さった。とても一本気な男で、もう10年近く親しくしているのだ。先に紹介した矢野氏についても聴いてみたが、ここではオフレコにしておこう。(しかしDr.Lukeも幸福の科学やSGIからよく誘われるなあ~)

ファイル 1031-2.jpg二冊目は元わが同僚の副島隆彦氏の新著『あと5年で中国が世界を制覇する』(ビジネス社)。彼についてはここでも何度も紹介しているが、アメリカにディープな情報源を持つだけあって、ドルの暴落やサブプラ問題をすでに何年も前から予言し、オバマ大統領の誕生も2年前から明確に断言していた。ほぼ彼の予想通りに世界は動いているが、ま、中国がパワーになるのはほぼ間違いない。先に紹介した推計では2050年の中国のGDPは7,000兆円だ(ニッポンは700兆程度)。人口比率から言っても当たり前ではあるが、彼らは生きる活力に溢れている。今の去勢されたニッポン人にはない貪欲さを持っている。ただし真にヘゲモニック・ステイトになるために、副島氏は二つ条件を上げる:ひとつは共産党一党支配からの脱却、ふたつめは人種問題。これらがクリアできたら、真の大国として世界をリードするだろう。その時、わがニッポンは・・・。中国人の言うところの「小鬼」化しているかも知れない。

ファイル 1031-3.jpg三冊目は雑誌『週間ダイヤモンド』。特集は「新宗教」。今回の総選挙は実は宗教戦争であったと指摘。学会と新宗連との対立が裏で進行し、後者が民主党を選んだのだ。これまで学会に煮え湯を飲まされてきた新宗連は、今回まさにこれまでの屈辱を晴らしたわけ。現在のニッポン、宗教を無視して政治は語れない。

ちなみにあの大川従道隆法氏らは300余の選挙区にすべて候補者を立て、その没収される供託金だけで10億円。選挙運動資金も含めると100億は使ったと推計されるようだ。しかし彼らにとってはこれは単なるポケットマネー。同誌の推計では年間収入は2,000億前後らしい。彼らは人材も高学歴で、あらゆる分野におり、けっして侮れない。ちなみに私の考えている政策は、自民党と45%、民主党と35%、幸福の科学とは60%の一致率だったのだ(!)けっこう大川氏とは波長が合うかも・・・(笑)

この宗教の潮流のパワーの中で、ニッポンキリスト教は明らかに衰退する、と言うよりは、自滅していくでしょう。私的にはそれは喜ばしいことと考えているわけですが。しかしエクレシアは決して滅びませんから、安心してください^^

ファイル 1031-4.jpgそして最後はTwitterでもレポした『文藝春秋』。いやあ、今回の記事はいずれも面白いが、中でも鳩山氏の献金疑惑。これは先月号で中曽根氏も指摘していたが、どうも東京地検特捜部も関わってきているらしい。それにしても具体的な数字は本誌を参照して欲しいが、「個人献金」にしては明らかに異常な数字だ。その一切を知るのは元公設秘書X氏。彼はすべてを知りつつ、すべてを背負って、今はひたすら沈黙している。しかし本誌によると、かのリクルート事件で自殺した竹下氏の秘書青木氏とよく似ている境遇とかで、すべては秘書の・・・とスケープゴートにされる可能性が高い。鳩は下手すると飛べないばかりか、籠の中もありえるかも知れない。ちなみに小沢氏は自分の件(や田中角栄の件)もあって、検察に対してジワリと強硬な圧力をかけているとか・・・。

あとは酒井ノリピーの記事はやや痛々しかった・・・。

本日の一冊

ファイル 992-1.jpgものすごくしばらく振りで新宿は紀伊国屋で購入。『「東京裁判」を読む』(日本経済新聞社)。東京裁判についてはかなりエキセントリックな議論から、単純にすべてはアメリカの言うとおりとする姿勢まで、実に多岐多様な反応がある。しかるに裁判の原資料自体は国立公文書館に封印され、その膨大さゆえにほとんど一般には公開されていなかった。「A級極東国際軍事裁判記録」は6,000件、文書枚数で58,000枚。300ページの書籍200冊に相当する。このほかにBC級裁判資料もあるわけだ。

この膨大な文書の中から本質的なものを読み込んで、対談形式で解説している。内容としては

 序章 歴史の書庫としての東京裁判
 第1章 基本文書を読む
 第2章 検察側立証を読む
 第3章 弁護側立証を読む
 第4章 個人弁護と最終論告・弁論を読む
 第5章 判決を読む
 第6章 裁判文書余録

この各章末に「鼎談」がある。

最後の余禄では新発見された東條英機の手記や日記も紹介されているが、彼は国民を愚弄し、敗戦の責はやる気のない国民にアリと主張しているようだ。また巣鴨プリズンではかなりの豪華な食事が振るまわれていたようで、嶋田繁太郎日記にはほとんど食べ物の記録だけだったとのこと。

指導者を誤るとそのツケは国民に回るわけだが、さて、来る「8・30決戦」は今後のニッポンの命運をいかに定めることになるのだろうか。かつてドイツのヴァイツゼッカーは言った、「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目になる」と。かなりのボリュームの本書、夏休みにじっくりと味わっておこう。

本日の二冊

ファイル 980-1.jpg夏の日差しがカムバック。本日は一日ルーフバルコニーにて過ごす。マシンで筋トレの後、デッキチェアでiPodから流れるDiana Krallを聴きながら、たっぷりと汗を流す。いつもこのとき脳裏に浮かぶのはあの"PLEIN SOLEIL"のクライマックスの場面-完全犯罪を成し遂げたと思っているトムがデッキチェアに横たわり、眩しいばかりの太陽を浴びて一言、「太陽がいっぱいだ」。ニノ・ロータのペットがその太陽と対照的に実に哀しい。その後の冷たいシャワーが実に爽快。

 * * *

ファイル 980-2.jpg本日の一冊目は『太一×ケンタロウ 男子ごはんの本』。ファイル 980-3.jpg前に福島の山小屋で料理人Koji君の腕前に与ったが、ちょっと私もトライしてみようかと。将来の山小屋生活への準備でもありますが。男が颯爽と料理する姿はかなりカッコイイ。さてさて。

二冊目は『ストレッチ・メソッド 5つのコツでもっと伸びる体が変わる』。ストレッチの気持ち良さは癖になるののだが、もっとその気持ち良さを追求しようと。夏はとにかくフィジカルを旨としているDr.Lukeであります。

本日の一冊

ファイル 953-1.jpgここでも何度も紹介している外務省のラスプーチンこと、前科者の佐藤優氏の『神学部とは何か』(新教出版社)。これ、実はKoji君からのいただきもの。私の独断と偏見によりますと、神学なる「学問」は根本的にあまりオツムはよろしくないが(実際偏差値もかなり低いし、定員割れが当たり前)、やたらと血気にはやる高尚な方々がするものと思っているのだが、どうもこれはあながち外れていないようだ。

佐藤氏は言う:

神学がいかに「虚学」であるかを次の二点から説明したい。
 一点目は「神学では論理的整合性が低い側が勝利する」ということ。
 二点目は「神学論争は積み重ねられない」と言う神学の性質についてである。

それでも神学は「役に立つ」のだそうだ。それは、人は死ぬときに「自分の人生は何だったのか」と考えるが、神学はそのときへの備えになると。なるほど。ならば葬式仏教もそのときへの備えになるわけだ(笑)

で、彼の神学生時代の話から、神学のひととおりの知識を解説し、ドストエフスキーなどの文学や哲学と神学の関係、またニッポンキリスト教の牧師様が誕生する過程、そしてニッポンキリスト教の現状を分析し、彼は結論する。

 日本のプロテスタント教会の10年、20年後を考えた場合、経営面から見る限り今のままではおそらくもたないだろう。教会も相当数淘汰されるだろうし、牧師も現在のような数は不必要になってくるだろう。
・・・
 現在、なぜキリスト教が日本で調子が良くないかということについて、率直に言おう。教会に行っても「救われた」と実感できなくなってしまっているキリスト教徒が増えているからだ。
・・・
 それから、現実に存在する教会の人間関係がわずらわしく感じられることが多い。
・・・
 先輩である魚木忠一は・・・「触発」というキーワードで、キリスト教を理解しようとしたのである。そして日本においては、「日本類型のキリスト教」が必要だと言う。「日本的キリスト教」ではだめなのである。日本基督教にならないといけないと言ったわけだ。・・・その伝統を私は継承していきたいと思っている。

なるほど、日本基督教ですか。すでにニッポンキリスト教はありますけどね。何度も言っていますが、再度私も率直に言いましょう、ニッポンキリスト教は一度徹底的に廃れる必要があるのです。神はその時を待っておられるのです。そもそも教会、というより、エクレシアは滅びることがありません。だから安心してキリスト教あるいはキリスト教会には廃れてもらってよいのです。

しかし本書を読むと、バルト神学だの、ブルトマン神学だのがいかにして誕生したかはよく分かるし、私の指摘するとおり、彼らの精神病理の上に構築されていることも証明される。そこで極私的結論は、キリスト教を理解するのでもなく、神学書なる個人的バイアスのかかったフィルターと認知のフレームを通して神、すなわち主イエスを理解するのでもなく、各自が直接に霊で主に触れ、御霊によって導かれつつ、それぞれで聖書を読みましょう。

それはね、栄養学の知識を得ても腹は満ちませんし、誰も自分に代わってご飯を食べてくれるわけでもありません。いのちを保つのは各自のオシゴトなのです。ねッ、ニッポンキリスト教のよい子のみなさん♪

Dr.Lukeの未読の一冊

ファイル 947-1.jpg村上春樹氏の『1Q84』が200万部だとか。おどろき。彼のイスラエルでの壁と卵のメッセージは実にカッコよかった。ニッポンキリスト教の思考停止したイスラエルフリークに聞かせたいものだ。で、本作は青豆と天吾なるふたりの物語を行き来するらしい。そしてその物語sがオウム真理教がモデルのあるカルト教団と結びつくのだとか。善があるときには悪にひっくり返る病理現象を描いているらしい。ドストエフスキーの追及したテーマとも共通するようだ。ヴィオロンさんもずっと書かれていた。

彼はこれまで社会との関わりを嫌う、存在感が希薄な、やや人格障害系の登場人物たちの絡みを描いていたと勝手に思っているのだが、オウム事件以降、個人と社会の関わりが彼のテーマになっているとのこと。『1Q84』では個人が思考停止し、"何か"に自分を委ねてしまう有様に対してアンチテーゼを提出しているらしい。この"何か"をシステムとし、システムに安易に身を委ねる人々が多いことを指摘している。善と悪の判断も他人任せ、しかもその善と悪も、時に逆転現象が起きるのだ。つまりどちらも同じ"何か"の裏表であるとして、自ら主体的に考え、かつ関わることを提案しているのだそうだ。以上、NHKの『クローズアップ現代』より。

なんだ、これは人々の思考停止を招き、身を委ねさせるところの"システム"を"ニッポンキリスト教"に置き換えれば、すでに現実に起きている事象ではないか。このギョウカイでは善と悪も時にひっくり返るし、それは実は同じもの。何が真理で何が偽りかもすでに分けワカメのニッポンキリスト教。案外、青豆と天吾の物語は身近にあるのかも知れませんよ。

本書は明らかにジョージ・オーウェルの『1984』を意識しているが、オーウェルは"ビッグ・ブラザー"を登場させたが、村上氏は"リトル・ピープル"だ。果たしてこの正体は?村上氏の作品はその曖昧性によって、読者がそれぞれの内的世界観や願望を投影し易いわけで、これがどうも人気の原動力のようだ、と私は勝手に推測している。かくして"リトル・ピープル"も読者がそれぞれに"何か"を投影するのだろう。

うーん、Dr.Lukeは小説はどうも苦手なのだが(特に人々が飛びつくものとは意識的に距離を取っている)、ちょっと食指が動いたかもしれない。が、Dr.Luke的に言えば、こういった作品が200万部も売れてしまうこと自体が、すでに村上氏の問題意識の証明となっているのだ。既読モードにシフトしたら再度書いてみよう。

本日の一冊

ファイル 937-1.jpg昨日の一冊と合わせて購入したのたが、ベンジャミン・フルフォードの『仕組まれたアメリカ解体の真実』(青春出版社)。数年前に副島氏のドルの崩壊を予言した書籍を紹介したが(→こちら)、これはそのとおりになった。本書はその究極的姿を予想する。つまり合衆国の解体。現在オバマがアメリカ復活のドリームを演じているが、それがいかに眉唾であるかを各種統計数値を示して指摘。これまで貿易収支では赤字でも、金融工学を駆使した"仕組み"で世界から金を還流させていたアメリカのトリックが、昨年ばれてしまった。かくして借金漬けの国民はすでに破産状態。一部の行政区も破産し、現地では行政サービスはほぼ崩壊。治安も乱れている。そして何とカリフォルニア州すらもシュワ知事がまもなくデフォルトを発動することになると宣言している。

合衆国憲法では元々連邦政府と州政府は対等であり、各州に独立権が定められているのだ。かくして連邦政府が経済的にも政治的にも破綻する日が近いと予言。元KGBのアナリスト、現ロシア外務省外交官養成アカデミー学長のアイゴア・パナーリンも「2010年にはアメリカは6つの地域に分裂する」と予測。76年にソ連の崩壊を予言したフランス政治学者エマニュエル・トッドは「われわれが目撃しているのは、帝国としてのアメリカの崩壊過程だ。軍事的には超大国でも、経済的な弱体化は著しい。・・・今アメリカ合衆国の国力として残っているものと言えば、アメリカが世界の中心だと信じる周辺諸国を信じたいという欲求だけ。その意味ではオバマ大統領は物事の進行を遅らせる役割を果たすかもしれない」と評する。

全世界で6京円(副島氏は8京円と推定)のモンスター、デリバティブが制御不可能な状態に放置されているのだ。G20による世界規模での500兆円の財政投資もまさに焼け石に水に過ぎないのだ。メルトダウンの最終局面に差し掛かっている現状、ポイントは人の心を見ること。相場も経済も政治も人の信頼によって回るものだからだ。すなわちそれは信仰の問題。神とマモンとどちらを選ぶのか・・・。

本日の一冊

ファイル 936-2.jpg副島隆彦氏と植草一秀氏の対談本『売国者たちの末路』。バブル崩壊後の90年代から2000年に入ってからの小泉&竹中によるニッポンの米国への売却政治の真相を語る。この間、植草氏を筆頭に、国家に、というよりはアメリカに異を唱えた者たちが次々に"刺されて"いるのだ。りそな銀行をめぐる疑惑に関わった会計士の不審死。新聞記者も二名ほど死んでいる。植草氏の痴漢冤罪事件の経緯、橋本龍太郎氏と米国の確執、古くは田中角栄氏の失脚の真相。そして最近の小沢一郎への攻撃。かの中川昭一氏もはめられた可能性が高いとのこと。

かくして検察が決して正義の実現を図る機関ではないこと、むしろある一定の思惑の下において、ある一定の情報操作を元に動く機関であること、さらにもっと言えば、国家とは国民のためにあるのではなく、それ自体がひとつのきわめてエゴイスティクな存在なのだ。特にニッポンは三権が分立しておらず、互いに持ち合い構造になっているのだ。先に懸念した"国家の暴走"は、実は近未来のことではなく、すでに起きている。

あらゆる社会現象において、誰が最も得をするか考えるならば、その背後関係なども見えてくる。かんぽの宿売却問題もマスコミが報道する以上の裏がありそうだ。その真実に触れ、虎の尻尾を踏むとやばいことになる。副島氏も国税局との裁判を抱え、さらには盗聴や尾行などもされているとか。私は小物なので国家から狙われることないだろうが、クリスチャン・トゥデイやローカルチャーチからは十分にあり得る。なるべくならばそういったキナ臭い事柄にはタッチしないことが一番なのだが・・・・。

本日の一冊

まずは今日の学生との会話から-

PC演習ではドライアイで学生たちも目が赤くなっている。で、数人の子に「君たち、目が充血してるけど、だいじょうぶ?」と声をかけると、ひとりの子が「あたしはコンタクトだから・・・」。小生「ぼくもそうだけど、FX-Neoでシャキっと、ね」とポケットからソレを取り出してポーズを取ると、「センセイ、そのままテレビ出れるよ、カッコいいもん」と。「ありがとね。そう言えば、前に、韓国の女性から、韓国の何とか言う俳優に似てるって言われたっけなあ」。「ええっ、韓国ですかあ、あたしあんまし・・・」。「え、君たち、ヨン様ってどうなの?」、「やだ~、だって、おばさんのアイドルでしょっ」と。「まあね、確かに。ヨン様の映画行ってごらん、すっげぇー、おばちゃんたちばっかしだから」。「いやだぁ、だって、臭そうだもん!」。

と言うわけで、彼女たちは匂いにはカナリ敏感なのだ。だから私はグランマリン系を絶やさないわけ。

ファイル 915-1.jpgで、本日の一冊は『ニオイをかげば病気がわかる』(講談社)。前にある方が、ご主人が癌になられたとき、体臭がきつかったとここに書いてくださったが、確かに癌病棟には特有のニオイがあるようだ。ニンゲンの数万倍の臭覚を持つ犬を訓練すると、ほぼ100%癌患者の特定が可能となると報告されている。ちなみに私の脇は芳香族系の香りがすると前に書いたことがあったが、体臭は体の健康状態のバロメーターと言えるのだ。

女子学生の言うおばさん(おじさんも)の臭いの成分とはノネナール。これは皮脂が酸化したもので、年齢を重ねると抗酸化物質が減少するために、皮脂の9-ヘキサデセン酸と酸化物質スクワレンハイドロパーオキサイドが反応してニオイを発するようになる。抗酸化物質が減少すると癌などにもなり易い。ノネナールは実はニンジンを煮たときの湯気にも含まれる。

病気とニオイの関係は、例えば-

 ・糖尿病-甘いニオイ
 ・通風-古いビールのニオイ
 ・胃腸病-腐った卵のニオイ
 ・自律神経失調症-炊き立てのゴハンのニオイ
 ・統合失調症-ドランス-3-メチル-2-ヘキセン酸の刺激臭
 ・消化器系障害-すっぱいニオイ
 ・肺機能障害-肉の腐ったニオイ
 ・心肺機能障害-焦げ臭いニオイ
 ・肝機能障害-ねずみ臭
  etc.

私の甘いニオイは糖尿病系?と、言っても今のところ異常はありませんが。ちなみに便のニオイはスカトールなる物質の仕業ですが、何とこれをどんどんと薄めていくと・・・ジャスミンの匂いになるのであります!?(嗚呼、今後ジャスミンティが飲めなくなるかも)。

また精神状態とニオイの関係もかなり研究が進んでいますが、臭覚神経は辺縁系を迂回するルーツがあるために、きわめて原始的な記憶と結びついて、私たちの心のきわめて深層部と密接に関係しているのです(→参考)。私も実家に帰ると実家のニオイがするのですが、何とも懐かしーい感覚が呼び覚まされるのです。

かくして乳児はママの肌のニオイを大脳の深いところに刻み込まれ、成長してからも同じニオイを発散する異性に惹きつけられるのです。これは意識はしていないのですが、大脳はちゃんと反応するのです。いわゆるフェロモンは動物だけではなく、人間もちゃんと発散しているのわけ。セクシーさは単に見た目だけではなく、フェロモンを発散することがコツ。(どうやるんだって?・・・私も分かりませんが、ソレ系のコロンはありますよ^^)

と言うわけで、ニオイの奥深さが分かる読み易い本です。健康対策にはもちろん、加齢臭対策にも、いつまでもセクシーでいたいおじさん・おばさんもぜひどうぞ。すでに枯れてしまったおじさんも若い子たちにモテルようになるかも、ね(保証は致しかねますが・・・・)

追記1:抗酸化作用のある物質としては、ヴィタミンCやヴィタミンEが一番有名です。ちなみに私は1日にVC2㌘とVE100㎎を摂取しています。血管の若さを保つためにもぜひどうぞ。あとクエン酸もイイですよ、つまり酸っぱい系がイイのです。

追記2:ある内科医がドッグで所見なしだったのですが、訓練されたドッグが癌のニオイを感知。念のため精密検査すると初期の胃がんが発見された例も挙げられています。ニオイと病気の関係の研究にはかなりの可能性が秘められているわけです。

本日の一冊

ファイル 914-1.jpgツヴァイクの『権力と戦う良心』(みすず書房)。実は本書は、社会学のDr.でもあるヴィオロン様にお借りしたもの。改革派神学者のカルヴァンがいかなる人物であったか、カステリオンとの論争と、カルヴァンによる批判者セルヴェートの虐殺を巡る彼の歴史を克明に記録している。

前に私は神学なるものはその提唱者の精神病理の反映に過ぎないと指摘し、カルヴァンは偏執的サディズム傾向を有すると指摘したが、どうもこの診たては当たっているようだ。ツヴァイクの言葉を引用すると

カルヴァンの花崗岩のような性格、鉄のような頑迷さにつきあたるのである。この偉大な狂信者にとっては、一生を通じて和解ほど無縁なものはなかった。彼は中道ということを知らなかった。彼が知っていたのはただひとつの真理、彼自身の真理だけだった。彼にとっては、すべてか、無か、完全な権力か完全な放棄か、であった。

自分自身に憑かれたカルヴァンは、誰かが自分の意見と違う意見を表明したりすると、そのつど、はげしい怒りにおそわれた。ひとに反駁されると、カルヴァンは一種の神経症の発作をひきおこし、肉体の内部ふかくで精神的な興奮が転移すると、胃がむかついてきて胆汁を吐き出すのだった。相手がその反論をどんなに客観的に、どんなに学問的に展開して見せてもむだだった。相手が大胆にも自分と違った考え方をしたいうただその事実だけで、カルヴァンは彼を自分の不倶戴天の敵であるばかりか、世界の敵、神の敵とした。

かくして自分と違う意見を表明し、自分を批判したセルヴェートに対して死刑を宣言し、とろ火の中に吊るすことにより、彼を生きたまま焼き殺した。

火焔が四方に燃え上がったとき、拷問の責め苦を受けるセルヴェートがぞっとするような叫び声を上げたので、あたりにいた人々は一瞬、戦慄して面をそむけた。まもなく煙と焔とが苦痛に身もだえしている肉体をつつんでしまったが、生身の肉体をゆっくりむさぼりつくしていく火焔の中からは、言語に絶する苦しみにさいなまれている人間の鋭い叫び声がたえまなく、そしてますます鋭く聞こえていた。そしてついに、救いを求める最後の激しい叫び声が耳をつんざいた。「イエス、永遠の神の子よ。われをあわれみたまえ!」この筆舌につくしがたい残酷きわまる断末魔の戦いは、半時間におよんだ。そのあと・・・

この後の現場の描写はあまりにも惨い。かくしてカルヴァンの独善的教義とその行いに対してカステリロンは良心に基づいて戒めを行う。しかしカルヴァンはその非を指摘されるほどに頑なになるのだった。かくしてジュネーブには粛清と恐怖の独裁政治がひかれ、異端者や神の冒涜者はたちまちに摘発されて拷問を受けた。そしてついにカルヴァン主義に反対して宗教的寛容を解いたカステリオンも司法の場に引き出され、異端者として裁かれたのだ。このときのカルテリオンの言葉は

わたしは自分がいとも貧しく、名もなく、卑しい人間であることをよく承知しています。しかし、神はまさにこのような卑しい人間の上にそのまなざしをそそいでおられるので、もし彼らの血が不当に流されるようなことがあれば、それをつぐなわずに放っておかれるようなことは絶対ないでしょう。したがって、わたしはカステリオンは、この裁判をよろこんで承認します。わたしに投げつけられた告訴のうちにどれかひとつでも事実であることが証明されたならば、その当然の償いのために、わたしはみずからすすんでこの首を差し出すでしょう。

だった。かくして異端者のレッテルを貼られた彼はヨーロッパの各地を放浪し、安住の地を見出そうとするも、カルヴァン側の情報が各地に届けられており、どこにおいても異端者としての処遇を受け、文字通り枕するところもなく、確実にその肉体も衰弱し、ついに死の時を迎える。時に1563年12月29日、享年48歳。彼に同情を寄せていた友人の言葉によると「神の助けによって、敵どもの爪のなかから奪い返された」瞬間だった。

この歴史を読むとき、最後に物事を判断するのは、いわゆるカルヴァン神学でもなければ、その延長上にある再建主義でもない。それは神がご自身の手によって私たちの心の中に書き込まれた良心なのだ。ローマ書に次のようにあるとおり:

彼ら(=律法を持たない者たち)はこのようにして、律法の命じる行ないが彼らの心に書かれていることを示しています。彼らの良心もいっしょになってあかしし、また、彼らの思いは互いに責め合ったり、また、弁明し合ったりしています。

しかしカルヴァン主義のあだ花とも言える再建主義では、人間の良心はまったく当てにならず、それは単なるヒューマニズムに堕しており、神の直接的統治を実現するためにモーセ律法による石打ち刑も、当時よりははるかに厳密なヴァージョンアップされた形で適用されるべきなのだ。神学や教義が良心よりも優先されるとき、カルヴァンのサディズムはその本質を一挙に発現したのだ。しかるに彼はその著『キリスト教綱要』においてこう書いている:

異端者を殺すことは犯罪である。処刑刀や火焔によって異端者を亡きものとすることは、人間性のあらゆる原理を否定することに他ならない

と。これを乖離性と言う。しかるにパウロはこう証している:

私はキリストにあって真実を言い、偽りを言いません。次のことは、私の良心も、聖霊によってあかししています。・・・この命令は、きよい心と正しい良心と偽りのない信仰とから出て来る愛を、目標としています。

私は現ニッポンがキリスト教国ではないことを主イエスに感謝すると共に、今後ともキリスト教があくまでも1%のマイナーな宗教にとどまり続けることを祈るものである。

追記:前に裁判員制度に関する山谷さんの記事を紹介したが、そこでコメントしたとおり、果たして再建主義者がめでたく裁判員に選出された場合、彼らは何を頼りとして被告人に裁きを下すのであろうか。その内面のプロセスに実に関心が覚える。

神学の罠
神学スルメ論

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