まあね、これ国辱とまで言われているわけで・・・。平仄もでたらめ、押韻もなし、文法もアウト。和臭どころのレベルではない。で、毛沢東が田中に贈呈したのが『楚辞集註』六巻。
この意図については憶測がいろいろあるが、単純に言って、お前は幼稚園レベルとの皮肉。これも分からないのが田中。だいたいこんなのを漢詩のオリジナル国 に差し出す神経が理解できん。私などは一応体裁は整えているが、怖くてとても分かる人には見せられない(あ、ここの読者が分からないと言うわけではござ いませんので・・・💦)。
で、結局それ以後、舐められ続けているのがわが国なのだ。今般の挑発行為も、爆買いも。健気にも自衛隊や海保が懸命にその尻ぬぐいをさせられ、最近の都内高級デパートは爆買いがなくなって閑古鳥だとか。
が、けっこうおもしろい論評があったので紹介する。実に高度なアイロニーだ。
・田中角栄の漢詩について(⇒http://quni.biz/ping/negoto/kakuei.html)
一方、こちらはかなり学術的な論考。
・田中角栄の迷惑、毛沢東の迷惑、昭和天皇の迷惑(⇒http://www.21ccs.jp/china_quarterly/China_Quarterly_01.html)
田中角栄の残した「漢詩」とその漢字の理解力がその後の日中外交の質を定義したと言えることは間違いないだろう。しかし、クラゲのように漂うわが国は何処へ向かっているのだろう。
追記:この最初の人の自己紹介がオモシロい。よく分からんが、私も同類だ。
・http://quni.biz/ping/intro/myself.html
「私は、愛とは何か、というテーマについて考え続けている人間です」、「自分は、『老子』に新しい注釈を施し、キリスト教の神学体系にそれを矛盾無く取り込むことをライフワークにしています」
それにしてもブラックホールの論文も書いて、「五行」の研究で東大から博士号取得???
追記の追記:
角栄擁護の論考(⇒http://www.marino.ne.jp/~rendaico/kakuei/sisosiseico/motakutokaidan.htm)