あなたは見る領域を得る(2)
- 2015/11/06 19:43
- Posted by Dr.Luke Karasawa (唐沢治)
- Category:信仰
- Tag:サブスタンス
アダムとエバは、それを見ることによって罪へと誘われた。
女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。-Gen 3:6
またアブラムは見わたす領域を得た。
主はアブラムに言われた、「目をあげてあなたのいる所から北、南、東、西を見わたしなさい。すべてあなたが見わたす地は、永久にあなたとあなたの子孫に与えます。-Gen 13:14-15
これは霊的原則である。先に一度メッセでも語ったが、実はこの「見る」ことは視覚によるものばかりではない。心で見るものでもある。
しかし、わたしはあなたがたに言う。だれでも、情欲をいだいて女を見る者は、心の中ですでに姦淫をしたのである。-Matt 5:28
この基準によれば、男たる者は誰も有罪であることは言わずもがな。ただし、ひとつ指摘しておくと、ここの「見る」は"look upon"、つまり意志を用いて見ることだ。情欲を抱きつつ意志を持って見る、こと。何気に美しい女性を見て(see)、美しいと感じることは自然なこと。これは美しい花を見て感動するのと同じ。別に罪ではない。鍵は意志が介在しているか否か。ここで主は意志を持ってその動機で見るならば、それはすでに実行行為をしたのと同じと言うのだ。これは心の中の現象。つまりマインドの領域である。霊的原則は、心で見たものは実質と同じと言うのだ。かくして
信とは願っている事柄の実体、まだ見ていないものの立証である(私訳)-Heb 11:1
この姦淫の原則をポジティブに用いればよいのだ。私たちのマインドで見たもの、特に明確にイメージ化あるいはビジュアル化されたものはすでに得たことと同じなのだ!神がバベルの塔の企てに対して、人が思い図ることは妨げられないと証言されている。マインドをどう用いるか、これがあなたが得ることを決める。
実は私が昨年見たことは、その一部を親しい人やメッセでも語っているが、それは極一般的な部分だけ。もっと深いものを見てしまったのだ。家内には話しているが、他には誰も知らない。私は、これは幻覚か妄想か、と危惧していたが、そのビジョンの検証作業をする過程で今回の本、『神の新創造 GOD'S NEW CREATION -聖書が啓示する自然法則を超えるマインドのパワー』が誕生した。そしてそれが一般書店販売開始早々、有名作家と並んでランキング上位に上り、すでに読んでいただいた方々から少なからぬ反響をいただいている。これ、いったい何が起きているのだろうか?ランキングリストに並ぶ自著を見ても、何か他人の物のように感じているのだ。
そして、まだ公に語っていないことが実現するようになると、正直、これはヤバイのだ・・・。私はすでにそれを見てしまったから・・・。
参考:英語がわかる方はこちらをどうぞ。これはサイエンスのトピであるが、信仰とも充分関係する。
注:「やばい」という単語の意味が年代層によって全く異なるようなので一言。若者の間では、ワンダフル・マーベラス・ファンタスティック・グレイトという意味でしばしば用いられる。英語が分からない人のためにさらに一言。要するに素晴らしいという意味。もちろん原義の意味もあるが、それは文脈によるわけ。嗚呼、こんなことを断らなくてはならなんとは、手がかかる・・・。