究極の価値とは?-マトリックスの崩壊
- 2016/02/09 17:28
- Posted by Dr.Luke Karasawa (唐沢治)
- Category:社会
- Tag:経済, マイナス金利, 日銀
ついに株が900円超下落。底が見えない恐怖。長期金利がマイナス。国債持ってても損するだけ。日銀財務諸表のB/Sの資産の366兆は国債、対して負債91兆が紙幣発行残、250兆が当座の預かり金。P/Lの収入は国債の金利約1兆円がほとんど。長期金利がマイナスとは、単純に言って、日銀は収入がなくなり、むしろ金利を払うハメになるわけだが、誰に払うわけ?国民?
対して当座の250兆にはこれまでどおり金利が付くわけで、はて、それはどこから?輪転機をひたすら回すわけ?確かに円の価値は下がるし、インフレにはなるのだが・・・。究極は日銀の国債直接引き受けだが、現時点では違法。・・・うーむ、オツムが混線してきた(;´д`)
言えることは、右の発行紙幣と当座の担保が左の国債なのだが(ゴールドはわずかに0.4兆にすぎない!)、国債の価値は究極的には国家が担保するわけ。その国家が倒れたら紙幣は単なる紙切れとなるわけ。で、そもそもの疑問。国家っていったいナニ?そう、共同幻想なのだ!2016年、動乱の年。まことにマトリックスがメルトダウンしつつある。マインドが裏返しにされるような違和感を味わっている。
果たして究極の価値とは?