ジーザスはいつ十字架につけられたか-ナチュラル・マインドからの解放

先に創世記1章1節に、すでにイエスがコードとして埋め込まれていることを紹介した。この創世記1章1節の「初めには」は時間と空間と物質の始まりである。つまり神が物理的時空間を創造されたときであり、2節との間にはギャップがあることも紹介している[1]これに関してはヘブル語の母音の付け方により、定冠詞がつく/つかないの差が生じ、意味が変わることを一応断っておく。たとえばIsrael … Continue reading。ちなみにヨハネ1章1節の「はじめに」は永遠のはじめであり、時間を超えている。永遠の現在としての「はじめ」である。

さて、イエスが十字架にかけられたのは紀元30年とか33年とか言われているが、要するにこの物理的時空間における時系列の中での出来事である。が、これは歴史的事実であり、真理ではない。真理とは天のサブスタンスであり、事実、黙示録にはこうあるのだ。

地上に住む者で、天地創造の時から、屠られた小羊の命の書にその名が記されていない者たちは皆、この獣を拝むであろう。-Rev 13:8

この「天地創造の時から」が何にかかるのか。KJVではこうある:

And all that dwell upon the earth shall worship him, whose names are not written in the book of life of the Lamb slain from the foundation of the world.

つまり、「ほふられた小羊」にかかっている。邦語訳では曖昧であるが、小羊は地の基が置かれる時からほふられていたのだ!もっと正確に言えば、「天地の創造のときの前には」の意味である(“apo”,Strong)。同様に私たちも天地の基が置かれる前から愛にあってきリストのうちに選ばれていた(Eph 1:4)。

神はこの地、すなわち物理的時空間に拘束されていない。最も高きエロヒムなるYHWHはI AM, わたしはある、と言うお方。これが彼の固有名詞。彼は天、すなわち永遠の現在である霊的領域のお方。

そのお方の視点では、イエスの十字架は天地創造のときにはすでにあったのだ。われわれもそこにつけられた[2] … Continue reading。これが真理だ。そのサブスタンスが時系列的に現出したのがAD30あるいは33年の十字架である。

神の目にはすべてが終わっている。すべては完成されている。われわれの御勤めにより何かを達成するのではない。神の国は、すでに、今、ここにある。

が、よくルークさんは理想論を言っているのであって、現実はそんな単純なものではないと抗議される向きがある。彼らは欺かれているのだ。聖書を物理的時空間における五感によって読んではならない。自分の経験をものさしにしてはならない。ましてや自分のオツムを判断基準にしてはならない。神を自分の心の慰みものとしてはならない。御言葉を弄んではならない。事実、ヘブル書にはこうあるのだ:

もっとも、神の業は天地創造の時以来、既に出来上がっていたのです。-ヘブル4:3

あなたもわたしもその神の信仰のサブスタンスにすでに含まれているのだ。だからキリストと共なる死と復活が、今、ここにある。キリストがうちに住まわれる[3] … Continue reading。これ自体がスーパーナチュラルな真理である。十字架は永年の現在に存在する神の金字塔である!

あなたがたは、信仰に立っているかどうか、自分自身をためし、また吟味しなさい。それとも、あなたがたのうちにはイエス・キリストがおられることを、自分で認めないのですか。―あなたがたがそれに不適格であれば別です。―-2コリント13:5

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1 これに関してはヘブル語の母音の付け方により、定冠詞がつく/つかないの差が生じ、意味が変わることを一応断っておく。たとえばIsrael Bibleでは” when Hashem began to create heaven and earth…となっており、2節は1節の説明とされる。この場合、1節と2節の間のギャップは生じない。ちなみにDr.Heiserはこの立場。
2 ある姉妹いわく、ジーザスは私の身代わりとして十字架についたが、自分はいぜんとして罪ゆるされたあわれな罪人であるという意識で苦しんだ。しかし、自分もすでに処刑されて、古い自分は終わり、新しい自分、ニュークリーチャーが生み出されたと知り、罪定めの感覚から解放されたと証しした。
3 ある兄弟いわく、私から聞くまではキリストがうちにおられることを知らなかったし、誰も教えてくれなかった。自分はキリストを探して世界を回ったが、うちにいます真理であるキリストを知ることにより、平安と喜びを得たと。まさにチリチル・ミチルの「青い鳥」ではある。

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