宇宙は波動である-現代物理の最前線-

天は神の栄光を物語り/大空は御手の業を示す。昼は昼に語り伝え/夜は夜に知識を送る。 話すことも、語ることもなく/声は聞こえなくてもその響きは全地に/その言葉は世界の果てに向かう。-Ps 19:1-5

この響きとある単語は”qav”、すなわち弦であり、振動であり、波動を意味する。神の波動は五感により感知できずとも全地に満ちている。これは現代物理学の超弦理論にも通じる記述である。

物質の究極である量子は、波動であるが観測により粒子になる。これを波束の収縮とか、波動関数の崩壊とか呼ぶ。そしてハイゼンベルクの不確定性原理により、ある組み合わせの物理量は共に正確に計測することはできない。例えば、運動量 と位置 についてはこうなる(正確には≧):

$$\Delta p \Delta x = \hbar$$

またエネルギー E と時間 t についてはこうなる:

$$\Delta E \Delta t = \hbar$$

すると

$$\Delta p \Delta x = \Delta E \Delta t$$

$$\frac{\Delta p}{\Delta t}=\frac{\Delta E}{\Delta x}$$

極限を取れば

$$\frac{dp}{dt}=\frac{dE}{dx}$$

ここに

$$\frac{dp}{dt}=m\frac{dv}{dt}, dE=Fdx, \frac{dE}{dx}=F$$

であるから、ニュートンの運動方程式

$$m\frac{dv}{dt}=F$$

が結論される。つまり古典的粒子の世界は波動の世界の極限として理解されるのだ。言い換えれば、世界の本質は波動である。

われわれの霊は霊なる神の波動をキャッチする。通常、「聖霊の促し」とか「プロンプト」とかいうが、神の言葉(レーマ)すなわち霊的波動とわれわれの霊が共鳴するのである。これを聖霊の内的確証と呼ぶ(☞信仰と希望について)。神が語られたと分かる。なぜ、分かるかと聞かれても、分かるから分かるとしか言えない。I know that I know. それを聖書と魂のマインドで照合して語り出すとき、それは実体化される(☞神の波動を実体化する)。イエスも同様にみわざを行われた。内なる父の言葉を語り出したのだ(John 14:10)。こうして天の御旨が地に現れるのだ。

 
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