π(3.14)の日に逝ったホーキング。彼はALSで苦しみつつ、常にその不条理に対する回答を求めていたのだ。こんな不条理を許す神は赦せないと。ゆえに彼は全生涯を神の否定に賭けたのだ。その結果が彼の物理学であった。

彼はこう語っている-

I regard the brain as a computer which will stop working when its components fail. There is no heaven or afterlife for broken down computers; that is a fairy story for people afraid of the dark.

私はブレインとはその部品が壊れる時に機能停止するコンピュータだと思う。だからコンピューターが壊れた後に天とか来世などは存在しない。それは闇を恐れる人々のおとぎ話である。

Spontaneous creation is the reason there is something rather than nothing, why the universe exists, why we exist. It is not necessary to invoke God to light the blue touch paper and set the universe going.”

瞬間的創造は無ではなく何かがあったこと、何故宇宙が存在し、何故われわれが存在するかの理由である。それは神を挑発して宇宙が存在するように仕向ける必要は必ずしもないのだ。

God is the name people give to the reason we are here. But I think that reason is the laws of physics rather than someone with whom one can have a personal relationship. An impersonal God.

神とは人々が自分の存在理由を得るための名称である。しかし、私はその理由とは個人的な関係を持つことができる何者かではなく、物理法則であると考える。それは人格を持たない神である。

これはスピノザの神。Michio Kaku博士も同じ。が、神が存在しなかったなら、あえて無神論者なども存在しないのだ。「俺はケバオなど信じない!」とかあえて主張する必要はないでしょう。

そしてもっとも重要なポイントは、「宇宙を生み出した緻密かつ美しい物理法則は何故存在するのか?」には物理学の体系内では答えられないのだ! ここに究極のメタ言語としての創造主を置く必要が出るわけ。最近ではサイエンスでも ID (Intelligent Design) なる存在を仮定しているわけ。誰かがデザインしたと。が、それでもなお、その誰かとは誰?には答えられない。こうして無限後退性の罠に嵌るのだ。続きは-

科学と信仰

 

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