
この用語は友人の内海信彦画伯が用いたもの。が、霊的な意味で理解するとこれが実にフィットする。
わたしたちは神の同労者である。あなたがたは神の畑であり、神の建物である。-1コリント3:9
わが身を憎んだ者は一人もおらず、かえって、キリストがエクレシアになさったと同じに、わが身を養い、いたわるものです。-エペソ5:29(Dr.Luke改)
「モルフォー」とは構成される・形成されるの意味。受精卵が分裂し、徐々に器官が分化する過程を言う。「メタモルフォー」は昆虫の変態、毛虫から蛹になり、蛹の中では中枢系を除いて一旦器官がドロドロに溶かされる。そしてあの蝶の形が形成されるのだ。コリント書が指摘するのはモルフォーがなされる場=畑=がエクレシアであるとする。では何が構成されるのか?
エペソ書をよく読んでほしい。みな自分の身(flesh)を憎んだ者はなく、むしろわが身を養うとある。それはキリストがエクレシアになされたとのと同じであると言う。つまりキリストは自分の身を養われるのである。自分の身とは、すなわちエクレシアである。つまりエクレシアはキリストご自身である。
わたしたちは、キリストの体の一部なのです。-エペソ5:30
この節には落ちている言葉がある。すなわち、「キリストの体の一部であり、肉の肉、骨の骨である」。これはもちろん
そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。主なる神が彼女を人のところへ連れて来られると、人は言った。「ついに、これこそ/わたしの骨の骨/わたしの肉の肉。これをこそ、女(イシャー)と呼ぼう/まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」 こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。-創世記2:22-24
の反映である。ゆえにパウロはこの奥義は偉大である、わたしはキリストとエクレシアについて言っている、と証しする(Eph 5:32)。エバがアダムの骨、つまり眠らされているアダムのわき腹の傷からの骨、すなわち彼の要素から建て上げられた(build up)ように(Gen 2:22)、エクレシアもキリストが眠らされている間にそのわき腹の傷から流れた血と水により生み出されて、建て上げられる(Eph 4:16)。
すなわちアダムとエバは同じ生命を共有してひとつであるのと同様に、キリストとエクレシアも同じ復活の生命(Zoe)を共有したひとつの有機的な生命体である。ゆえに、
エクレシアはキリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方の充満です。-エペソ1:23(原語)
エクレシアはキリストの充満、すなわちキリストである。われわれはパースンとしてはキリストとは別のパースンであるが、同じ生命を共有している。つまり同じ霊のDNAを共有し、霊的遺伝学(ジェネティクス)的には同じ種族、すなわちエロヒム族である。これは、中村家に誕生した赤子は両親とは別人格であるが、同じDNAを共有した中村族であることと同じである。ゆえにパウロはこう証しする:
神の増殖を増殖する。-コロサイ2:19(田川訳&岩波訳注)
エロヒムが増殖するのである。エロヒムとは霊的生命体の属であり、その最も高きエロヒムがYHWH=父・子・聖霊=である。そこでイエス自身も詩編82編を引いてこう確証する:
そこで、イエスは言われた。「あなたたちの律法に、『わたしは言う。あなたたちはエロヒムである』と書いてあるではないか。神の言葉を植え込まれた人たちが、『エロヒム』と言われている。そして、聖書が廃れることはありえない。-ヨハネ10:34-35(Dr.Luke改)
この部分に関してHRB(Hebrew Root Bible)は次のようにコメントしている:
This psalm is talking about mankind’s great potential to become a literal child in the family of Yahweh
われわれは文字通りのYHWH家の子供とされるのである! 同じ生命をシェアしているからである!
今、われわれのうちにはキリストがモルフォーされつつある(Gal 4:19)。ゆえにわれわれはモルフォジェネティクス・フィールド、すなわち神の畑なのだ。キリストを培養する培地である。そしてかの日、御子は肉体をもって地上に来られるとともに、私たちを通して表現されるのだ。
愛する者たち、わたしたちは、今既に神の子ですが、自分がどのようになるかは、まだ示されていません。しかし、御子が現れるとき、御子に似た者となるということを知っています。なぜなら、そのとき御子をありのままに見るからです。-1ヨハネ3:2

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