書籍, 歴史, 社会

本日の一冊:『自民党の消滅』

三橋氏の論によると聖徳太子以降、権威と権力を分離されていた天皇が、明治憲法でその両者を得て、結果、アジア諸国を列強の植民地から解放すると言う大義名分で大東亜戦争に突入したのだった。

そもそも「現人神天皇」は伊藤博文辺りが西欧キリスト教国家の在り方、つまり現人神であるイエスを権威として、権力は神から得たのものとする統治の様を真似したのだ(これはマイ視点)。

邪馬台国の位置なども比定しており、記紀や大和朝廷の由来など、これまでぼんやり覚えていたことが実にキレイに整理されている。とかく思想や歴史にハマっている輩のややこしい文章には怨念と言うか、個人的情緒が籠って読むのが苦痛だが、三橋氏はデータとロジックだけでテクニカルに記述するので、理系オツムのDr.Lukeには実に気持ちがいいのだ。

・・・と言う次第で、昭和からの歴史、さらには日本古代史、さらには国家と個人の関係や、主権とか権利って結局のところ、何なのだと思っている人にはオススメ。今の色気と食い気の追求社会と堕したニッポンの立ち位置を理解する一つの視点が与えられる。

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