今回、旅館のグレードをひとり一泊48,000円まで上げてみた。で、確認したことは-30,000円レベルとあまり差はなかった。まあ、1万から2万にすればその差はけっこう感じられるが、3万から4万あるいは5万にしてもあまり感じられなくなる。実はこれ、ウェーバー・フェヒナーの法則として知られているのだ。

つまり感覚R(反応)と刺激Sの関係として、ΔR=k・ΔS/S とされる。例えば、10グラムの重りを手にして1グラムを加える時の感覚の変化と、100グラムの重りを手にして10グラムを加える時の感覚の変化は等しいのだ。言い方を変えると、100グラムを手にしているときに1グラム程度を増やしてもあまり感じない。あるいは所持金10万の人に1万を与えるとうれしくなっても、100万のひとに1万与えてもあまり~と言うことだ。同じ感動の変化を生むためには100万の人には10万あげるべきなのだ。

これを積分すると、R=k ln Sとなり、グラフは次のようになる。

刺激Sが大きいところでは同じ変化量ΔSに対して、Rの増加量ΔRが刺激Sが小さいところよりも小さくなる。つまり感動しなくなる、つまり不感症になるのだ。かくして感覚を増やすためには刺激Sをどんどん強くする必要がある。これがいわゆるアディクション、中毒の状態。Sexやギャンブル、ついにはドラッグなど、みなこの法則に従って生じる。

・・・という次第で、2月からGOTOが復活するかどうかかなりあやしい状況ではあるが、まあ復活しなかったら、通常レベルに戻して温泉を堪能することにしようと考えている次第。何事によらず、感動量がもっとも変化するレンジで楽しむことですね。老子も欲望の垂れ流しはよろしくないと言っていますからね😊

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瀬川哲史
瀬川哲史
2 months ago

ルーク唐沢先生  

以前、先生の記事にバイデン不正選挙疑惑のコメントを残しました瀬川(30)と申します。

数年前からのブログも拝見させていただいて、いつかお会いしたいなと思っております。

数学の教員関係の仕事に携わっていることもあって牧師先生でありながら、数学を中心にお話しされているのが大変素敵だなと思います。先生には釈迦に説法ですが、R=klogSで微分係数が実際の財産の変数Sに応じた幸福度Rの変化率が変数Sに反比例するのはとても新鮮です。隣の芝は青く見える、足るを知るという日本語の諺を数式で解説しているためより鮮明に頭に入ってきました。

近日、先生の礼拝に参加するかも知れませんがそのときは何卒よろしくお願いします。

瀬川哲史
瀬川哲史
2 months ago
Reply to  瀬川哲史

訂正 
微分係数が実際の財産の変数Sに応じた幸福度Rの変化率が変数Sに反比例するのはとても新鮮です。
→ 幸福度Rの変化率が変数Sに反比例するのはとても新鮮です。

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