先の途中経過のつづき[1] … Continue reading

極私的には日本は米の超長期対日工作による<開国=政治的去勢>、<原爆=軍事的去勢>、<バブル崩壊=経済的去勢>、そして<原発事故=倫理的去勢>を受けてエディプス挫折しているゆえに自立は不可能と言ってきているが、西氏も同じことを述べている。

ところがマッカーサー自身(のみならず欧米連合国)は日本を恐れていたのだ。だから徹底的に日本を破壊した。日本人もマッカーサーにすり寄ることが生存の担保であることに気づき、魂を売った。吉田茂はすべてを飲み込みつつマッカーサーまんせーを演じた。すべての元凶は東条に象徴される軍隊にあるとして、彼らをスケープゴートとして自らは責を逃れたのだ。

マッカーサーは自由と民主主義を唱えつつ、焚書坑儒、教職追放など、自分の物差しに合わない者たちをパージした。その矛盾が共産主義者に対する態度に明確に表れている。共産党自体も当初自衛権を持たないのはおかしいと主張しつつ、現在は今の様だ。

また平和主義による非武装の方針は朝鮮戦争や中共とソ連の脅威に対して欺瞞的に方針転換をした。だから米本国からも「分裂病」と評され、ついには解任に憂き目に合う。大統領への野望も潰えて、彼は言う、日本は自衛のために戦ったのであり、侵略戦争ではなかった、東京裁判は誤っていた、と。

現在のニッポンは自我の分裂状態にあるが、それはマッカーサーの自我分裂の延長であることが、本書で分かった次第。岸田さんなどのニッポンの政治家を見てるとその言葉と行動の乖離は明確であるが、これは彼個人の病理と言うよりはGHQによるWGIP(洗脳)による結果であると言える。

さらにニッポンキ業界や日教組がいかに共産主義者と親和的であったかも理解できる[2] … Continue reading。常々に主張している通り、ニッポンキ業界はニッポン社会の合わせ鏡であるのだ。このままだと、キリ新が言う通りニッポンキ業界がニッポン社会での限界集落であるならば、ニッポンは世界の中でのそれになるだろう。否、溶解し蒸発しつつあるのだ。

今、覚醒しないとほんと手遅れになる、と改めて危機感を新たにした。

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1 本書は文系独特の訳わかめの論を展開するのではなく、時系列的に事実を提示しているだけなので、実に読みやすい。解釈された「歴史」ではなく、アメリカの公文書館から発掘した文書に基づいて社会事象そのものを記録している貴重な書だ。
2 ちなみに当時の東大生の70%が共産主義シンパであったことは驚いた次第。これがその後の六〇年安保や全学連事件などにつながるのだ。今の若者の大多数は自民党シンパであることと対照的だ。

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