月: 2024年5月

Dr.Lukeの一言映画評:『関心領域』 未分類

Dr.Lukeの一言映画評:『関心領域』

これは一言、怖い。と言ってもスパラッター物でもないし、人が殺される戦争場面もない。単にルドルフ・ヘス一家の”平和な”日常を淡々と描いているだけ。観るのが怖い人はこちらをどうぞ。 が、そこはアウシュヴィッツ収容所の隣、彼らの日常に”声”や”音”が混じる。荷車の荷物が運ばれるやドレスを着て自分を鏡に映す…
続・「仏」とは何か?-華厳経の洞察力:「一切は心が作り出す」- 書籍

続・「仏」とは何か?-華厳経の洞察力:「一切は心が作り出す」-

われわれが主観的に経験している「色」は脳が作り出したクオリアであって、それは物理的には存在していない幻想であることは何度か指摘している。存在している実体(サブスタンス)は波長の異なる電磁波あるいは光子である。まさに色即是空。 このGIFはそこのことを明瞭に現わしている。人間の目は三色光に対する受容器…
「仏」とは何か?-葬式仏教をエクソダスせよ! フェイス

「仏」とは何か?-葬式仏教をエクソダスせよ!

わたしの主張はキリスト教なるマトリックスをエクソダスせよ、というものだが、実は仏教でも同様の事象が起きている。つまり、今見ている仏教の光景は本来の釈迦牟尼の説いたものではないのだ。彼は自分を拝むなと教え、僧は葬式に関わるなとも指示している。死者を拝することなどあり得ない。 では、「仏」とは何か? そ…
絵画の魅力:コロー展の観想 独白

絵画の魅力:コロー展の観想

これはかつての記事の再録。()内の数字は注に挙げたコロー自身の発言と合致するDr.Lukeの主張。 コロー展はよかった。初期の写実性を追及した(☞1)作品よりも中期以降の彼の自然の解釈(☞3)が入った作品の方が私の好みであるが、やはり光の描き方が鍵である。私たちは絵を描くとき、輪郭を"線"で描くが、…
赤いジーザスと呼ばれた男チェ・ゲバラの言葉@FB 映画

赤いジーザスと呼ばれた男チェ・ゲバラの言葉@FB

ゲバラのことば:クルね、何気にバイブルと重なる。ただし、社会主義の致命的欠点はそれを神の霊によらずになそうとすることなのだが・・・。しかし彼はビジュアルも最高だ。 「バカらしいと思うかもしれないが、真の革命家は偉大なる愛によって導かれる。人間への愛、正義への愛、真実への愛。愛の無い真の革命家を想像す…
道元とヤコブ-心は不可得- フェイス

道元とヤコブ-心は不可得-

道元は日本が生んだ天才である。白いキリスト教同様、白い哲学なども極めて浅薄である。道元の洞察はこの五感の領域を鋭く貫くのだ。道元の視点を持てば、自己実現とか、心の満足とか、自己啓発とか、こういったものを追及するむきは罠に落ちていることが分かる。少々前の記事を再掲して紹介しておこう。 一応断っておくが…
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