本日の一冊:『日本征服を狙ったアメリカの「オレンジ計画」と大正天皇』

本書、ぼくの「米による超長期的対日属国化政策論」を裏付けてくれる。<開国=政治的去勢>、<原爆=軍事的去勢>、<バブル崩壊=経済的去勢>、<原発事故=倫理的去勢>と四回の去勢を受けて、対米関係でエディプス葛藤の挫折をしているニッポンは自律できなくされた。

そして今もなおあらゆる分野が侵食されている。

すでにペリーが沖縄に米海軍基地を作ることを本国に進言していたとある。WW2も見事にこの超長期計画に嵌められたわけだ。その発端1941年12月8日、なぜ山本が愚かにもハワイを狙ったのか。それもハワイ王国が米により乗っ取られる過程に日本がいかに関わったかを見ると、理解できる気がしてきた。

”自由と平等”を標ぼうする自己欺瞞の国アメリカ。ぼくは二重構造であると指摘しているが、その本質が歴史的事実に基づいて理解できる書である。

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