フェイスとはYHWHの霊の波動を五感の領域に固定化すること

量子の状態は波動関数Φとして、いくつかの状態Φii=1,2,3…,n)の線形結合

Φ=α1Φ1+α2Φ2+…+αnΦn , α1222+…+αn2=1

で表わされる。その個々の状態 Φi は線形作用素ハミルトニアン H の固有関数として定義される。それはヒルベルト空間のベクトルであるが、その固有値 Ei がエネルギー準位である。つまり―

i=EiΦi , i=1,2,…,n

私たちが観測するまでは、状態関数Φは量子化されている限りにおいてあらゆる可能性を有する。しかし観測した時点で[1] … Continue reading、量子状態は決定され、その固有値であるエネルギー順位Eiも決まる。これは場の理論として説明されている。

霊的サブスタンスも同じなのだ。罪のゆるし、病のいやし、必要の満たしなど、天の領域はあらゆる可能性を持ちつつ、霊的場における霊の波動関数として展開している。それはすでに成就された事実。霊的真理。

神の業は天地創世の時以来完成されている。-Heb 4:3

が、この物理世界においてはある人は癒しを受けず、ある人は末期ガンすらもきれいに癒される。なぜ?

要するにフェイスなのだ。量子力学においては「観測」という人間の側の働きかけが量子の状態を決定する。同じように霊的領域においてはフェイスという人間の働きかけがサブスタンスの状態を決定する。十字架で成し遂げられたあらゆる可能性が、それぞれの人のフェイスによってこの五感の領域に実体化あるいは物質化される程度は異なるのだ。神が不公平なのではない! 問題はフェイスの有無だ。

すでにすべては成し遂げられている。永遠は完成している。その永遠の領域におけるあらゆる可能性として展開している霊的波動(バイブレーション)をキャッチして、今、ここに、実体化するパワー、それがフェイス。まことにヘブル書にこうあるとおりだ―

今、フェイスとは願われる実体(サブスタンス)、目に見ていない事柄の現出(エビデンス)である。―Heb 11:1(私訳)

それはキリスト教なる宗教のオハナシなどでは全くない。量子力学が宗教ではないのと同じだ。

フェイスによる霊的サブスタンスの実体化。空理空論的キリスト教神学など学ぶより、量子力学を学んだ方がどれほど益になることであろう。

量子論とフェイスの記事群

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1 観測というのはやや不正確であるが、そのままにしておく。量子状態が観測系などの影響によりデコヒーレンスになると干渉性(波動性)を失うと説明されているようだ。それは個々の固有状態 Φi に射影されるとする。

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