量子論物理学者と道元の『正法眼蔵現成公案』-無とは何か?

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本書、かねてよりここでもYouTubeでも紹介してる、22年後ノーベル物理学賞を受けたベル不等式の破れに関する数式抜きの解説書だ。要するに局所的実在が否定されたわけ。今のあなたの目の前にあるブツは、実は幻想、無いのだ。

そして今回、著者の堀田先生がこのような記事をXにポストされた。道元の『正法眼蔵現成公案』から引用している。これは私の『真理はあなたを自由にする』でも解説しており、ロマ書7-8章と通底する部分がある。

道元については私の記事群を参照されたい。

仏教はそもそも礼拝対象などは持たない。それは徹底した現実認識論。神もなければ、いわゆる仏もない。今見ているのは葬式仏教である。だから物理学とも共有する部分が多々あるのだ。例えば、色即是空、つまり色は無い。実際にあるサブスタンスは波長の異なる電磁波(あるいは光子)である。色はブレインが作り出した幻想である。しかしこの幻想に捉えられ、一喜一憂するのが人間の悲しき性である。

物理学と仏教の共通性、特に量子論とのそれは今や当たり前になってきている。例えば、このサイト。ハードコア物理学者が現代物理と仏教の関係を解いている。

目の前のモノは無い。では、真の実在とはなにか。聖書は

世界(アイオン)は神(YHWH)のレーマがフレーム化したものであり、見えているものは知覚し得るものから構成されているのではない。-Heb 11:3

と言う。つまり実在とはYHWH=I-AMなるお方の語り出されたことば(レーマ)がフレームとなって創出されたものであるというわけ。これはまさに量子論でいう、万物は情報である、ということだ。聖書は現代物理学のはるか先に、実在とは何か、に対する回答を用意しているのだ。

いやはや、実に面白い時代に入ってきた。AIもクロード・ミュトスなどが人類存亡の危機を生むかもと言われる程に発達してきた。もはや精神機能のうち、知性はAIの方がはるかにすぐれている。また感情も、そのものはAIは経験していないが、AIベクトルとして、それはAIの動作に影響するまでになっている。まさに、映画『ターミネーター』のスカイネットが目の前に迫っている。あるいは『インターネット』の世界がクロード・ミュトスによって現実化しようとしている。あえて言えば、それはデジタル(0と1)の言語マトリックが五感の領域に実体化(フレーム化)されることである。まさにYHWHの創造のわざをYHWHの似姿である人間がマネしているのだ。

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