さて、このところローマに没頭している。今回は塩野七生氏のフィルターを通したローマを見ているが、三国志に勝るとも劣らぬダイナミクスと面白さがある。これはかなりのめり込みそうだ。中でも、やはり、共和制から帝政へとローマを導いたカエサル(Gaius Julius Caesar)の魅力が秀でている。塩野氏は彼なら愛人になってもよいと言われる程に、そのオトコ性に惚れているようだ。ちなみに彼は薄毛だったそうだが、実に女性にモテた。いや、確かに男も惚れるだろう。
しかし、日本の特に左系の連中はGHQにへつらい、その利権を得て勃興した者がいた。メディアもGHQによる統制により言論空間が歪んだことは江藤淳が『占領軍の検閲と戦後日本 閉された言語空間』において分析している。近々の書としてはケント・ギルバードの『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』が読みやすい。日本基督教団なども姑息にもGHQに媚びて生き延びたわけ。現在もGHQによるMC(War Guilty Information Program)によってニッポン人の精神はマヒしている。その象徴がこのバカ面(ポチ面とも言う)である。
今日のニッポンはGHQの仕掛けたWGIP(War Guilty Information Program)により、自責感を植え込まれ、自律して意思決定する姿勢を奪われている。すべての領域において「あなた任せ」の状況である。最近、ようやく国防費を増額する決定をしたが、それも増税によると[1]なぜ国債を出せないのか、これはGHQの仕掛けた「財政法」による縛りのためである。これについてはこちらを参照。。また仕入れる兵器もどうも賞味期限切れのシロモノのようでもある。この首根っこを掴まれたあほ面が戦後のギブミーチョコレート・ニッポンの象徴である。
Douglas MacArthur smokes one of his favorite corn cob pipes on a ship bound for Luzon Island in the Philippines on Jan. 20, 1945. Five Star Insignia on his collar denoting him general of the Army. (AP Photo/Pool)