主は神の国の奥義を譬えで語られました。それは人を分けるためです。譬えに対して人は自分の内心や欲求を投影して解釈するのです。からし種とパン種の譬えの真意は一体何でしょうか？神の国が拡大して、全地がイエスの王国になることでしょうか？果たしてそんな安易なことを主は譬えで語るでしょうか？色々議論をしたくなるテーマではあります。

参政党がなにやらゴタゴタしてる様子。武田氏と神谷氏の対立のようだが、どうもNHK党もワケワカメになるし、新党の日本保守党もボワっと拡大したが、これも時代のパン種で膨らんだような感じで、先々危うさを覚える次第。保守の復権を願う者としてはそれなりに期待しているのだが・・・。

ニッポン社会とニッポンキ業界はまことに合わせ鏡。一時の”風”に乗せられて膨張する現象はどちらにもよく観られる。NHK党も参政党も、そして保守党も、同じ保守を旗印に掲げながら、なぜか対立して相互に喰い合って、ついにはポシャる。

こうして、わたしたちは、もはや未熟な者ではなくなり、人々を誤りに導こうとする悪賢い人間の、風のように変わりやすい教えに、もてあそばれたり、引き回されたりすることなく、-Eph 4:14^[1]聖書においては「風」とは霊を意味する。

ニッポンキ業界もこの種の奇を衒った流行は数々生まれては消え、どれも一時的にはもてはやされるが、互いに食い合って、たいていは立ち消えになる^[2] … Continue reading。

パン裂きのパンは小麦粉を水で捏ねて焼くだけ、パン種を入れないのが本来である^[3]酵母（パン種）は罪（単数形Sin）を意味する。レビ記23:17の酵母の入った二つのパンは罪（Sin）のあるユダヤ人と異邦人を意味する。。それを自らの手で裂くのだ。これは細かく砕かれた主の人性が神の手により捏ねられ、焼かれ、そしてその体が裂かれること、それは主を十字架に付けたのはわれわれであったことを見るためだ。

主にささげる穀物の献げ物はすべて、酵母を入れて作ってはならない。酵母や蜜のたぐいは一切、燃やして主にささげる物として煙にしてはならないからである。・・・穀物の献げ物にはすべて塩をかける。あなたの神との契約の塩を献げ物から絶やすな。献げ物にはすべて塩をかけてささげよ。-Lev 2:11-13

葡萄酒とパンが分離されているのは血と肉体の分離、すなわち死を意味する（1Cor 11:26）。これらに与かるとき、私たちのうちで再び一体とされ、それはすなわち復活を現すのだ。かくして私たちとキリストは一体とされる（1Cor 6:17）。これはスピリチュアルなリアリティーである^[4]カトリックでは「化体説」なるものがあり、物質のパンが文字通りのキリストの肉体に変わるとするが、これは迷信である。。

パンをパン種で膨らますのは空気による膨張、それは空疎であり、サブスタンス（実質）の欠如を意味する。素祭も同様であり、蜜など甘たるいものをかけてはならず、むしろ塩を振る。塩気を失っている者は踏みつけにされる（Matt 5:13）。われわれはパン種のない存在であり、パン種のない祭りに与かり、塩気によって互いに和らぐのである（Mark 9:50）。

いつも新しい練り粉のままでいられるように、古いパン種^[5] … Continue readingをきれいに取り除きなさい。現に、あなたがたはパン種の入っていない者なのです。キリストが、わたしたちの過越の小羊として屠られたからです。だから、古いパン種や悪意と邪悪のパン種を用いないで、パン種の入っていない、純粋で真実のパンで過越祭を祝おうではありませんか。-1Cor 5:6-7