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TIME誌のカバーストーリーに思う

朝はジョッギング。午前はプールとサウナ。いつもどおり1,000㍍をノンストップで。午後は映画、ではなく、ビデオ。映画は観るべき作品がないのだ。で、ビデオは『プリズン・ブレイク』。実にハマル。加えて、このBlogでビデオ配信の実験なども試みてみたが、けっこう簡単にできる。私の著書『真理はあなたを自由にする』のビデオをオンライン・カレッジで視聴できるように今準備中です。

さて、TIME誌今週号のカバーストーリーは"Chasing the Japanese Dream"と題する記事で、日本がアジア、特に中国からの移民に門を開き始めたとの内容である。何とモーニング娘のメンバーにも中国娘が2人加わっていると。嗚呼、知らなかったわ、オジサンとしては・・・。

かくして中国人の流入によって日本が変わりつつあるらしい。しかし一方で島国ニッポンは外国人に対する偏見で、中国からの移民はそれなりの苦労をしているようだ。首相と会食するほどの中国人ビジネスマンが突然職務質問をされたりとか。しかし彼は堂々とこう言っている、"Without us, Japanese companies would be helpless. They don't know how buisiness is done in China."一応訳しておくと、「私たち無しには日本の企業には救いが無い。彼らは中国でビジネスがどう行われるか知らないのだ」。

かくして女性の合計特殊出生数は1.28にまで低下し、2007年をピークに人口減少国家と成り果てたニッポンの経済を支えるのは中国人なのだ。なにしろ彼らは小学生だけで1億を超える!?TIME誌はこう言っている、"in the process changing forever the character of both nations."―訳「その過程で両国の性質は今後変化し続けるであろう」。

う~ん、そうだろうか。同誌も指摘するように、われわれが外国人と関わるのは、あくまで機能的な面である。つまり仕事上、学問上、伝道上・・・と。真の意味で我等が彼我と融合する事は無理だと、精神病理的にも私は感じているのだが。この辺りがいわゆる西洋的キリスト教が延びない理由であり、これによってこの国は主によって守られているのだ。

この国はカプセル化国家。世も教界もおめでたいユーフォリア状態にいまだに酔っている。現実との接触が欠如した去勢されし国なのだ。もし真の意味で中国人とかがニッポンに進出して来たら、この国はたちまち喰われてしまうだろう。漢民族は色はイエローだが、かなりアングロサクソン的資質、つまり制覇主義的傾向を有しているからだ。果たしてこのクラゲ・マシュマロ国家ニッポンの命運は如何に・・・?

Comment

ICHIRO

今テレビでやってました。生活保護費引き下げ。
物価は値上がり。
年収200万以下の人が4.2%増加。
年収1,000万以上の人も4.4%増加。
中流階級は消失して、どっちかへふるい分けられている、、、。
Lukeさんはクリスチャンのふるい分けを言ってますが、世の中も同じですね。
やや寒さを覚える歳の暮れです、、、。

  • 2007/12/09 09:59
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zion

確かに中国人のニッポン進出は静かにしかし確実に進んでいます。設計、経理、営業に一文字姓の方々が見受けられます。企業にとって優秀な人材を格安で雇えるのですからこんないい話はありません。

温泉旅館に中国人ツアー客が押し寄せています。
あ、伊豆の温泉にも・・
正直、彼らの入浴マナーは悪いですが・・
土産をどっさり買ってくれる上得意客。
中国人なくして今日のニッポン観光業は成り立たない。

かくしてニッポンのホワイトカラーは優秀な華僑移民に侵食されてしまい、ますます雇用環境は厳しいものとなるでしょう。

もはや鎖国政策しかこの国を再生する道はないかと。

  • 2007/12/09 18:06
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Luke

精神病理的にはカプセル化、つまり鎖国状態ですが、物理的にも、となると・・・。ぬるま湯のマザコン社会ですからね、この国は。

  • 2007/12/09 20:05
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