行く先はタダ
- 2009/10/31 10:16
- Category: 社会
* Dr.Luke的日々のココロ *
まさに、ですね。数年前、産婦人科医が逮捕されたときにここでも書きましたが、マスコミなどの動機は嫉妬・妬みですが、それを正義のペンの裏に巧妙に隠して医師を叩き、結局は医療崩壊で自分の首を絞めるわけです。かくして「フラット化(悪平等化)」と言う社会機能の破壊が起きているわけで、ニッポン版「文化大革命」です。私は常々20%のエリートを作れ、と言ってきましたが、どうもア○ばかりの社会でよい、と大衆はお考えのようです。
外科医
サプリメントや健康食品には大金を費やす人が、医療費の自己負担370円が、外来管理加算などが加算され、自己負担が660円上がって、1030円になると、高いと文句を言い、健康保険料を支払っているのに、こんなに取られるのはおかしい!と宣う。
空気と、水と、医療はタダだと思っている患者の何と多いことか?いっそのこと、健康保険制度を無くして、米国のように、全額自己負担にした方が、受診抑制にもなるし、医療が必要な人は、借金してでも医療を受けなければならなくなるし、お金の払えない人は、治験の実験台になっていただけるのではないかと思う今日この頃です。
鳩様は、開業医を締め付けようと躍起ですが、すると、そのために破産した開業医が担っていた患者が、病院に殺到し、勤務医が疲弊して・・・の悪循環が始まり、早晩日本の医療が崩壊してしまうことでしょう。かつての共産主義国の医療レベルで我慢せざるを得なくなる事は確実です。
理系の優秀な高校生が、医学部を目指さなくなれば、呪いや、占い、産婆さんの時代に退行していくことでしょう。米国で、サプリメントが売れているのは、医療の恩恵を受けられない人が大勢いるからであることを、大多数の日本人は知らされていません。
医者に対する一般庶民の嫉み;【厚生官僚とマスコミに誘導された世論操作】のおかげで、世論をバックにした価格破壊が強行され、確実に医療にも悪影響を及ぼしています。
裕福な人が、良質の医療を求めて、海外や、国内の特殊な医療機関に行かなければならない時代がまもなく訪れようとしています。