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Dr.Lukeの一言映画評と本日の一冊

佐世保の犯人はどうもカトリックのクリスチャンのようですね。大人しいが、異常な部分があったとのこと(写真もあります→記事)。私の診立てが次々に当たってしまうのは、何ともな気持ちではあります。しかしこれはまだ序章です。ここをご覧の皆さんはすでに心も定まっている方々と思いますから、はっきりと語っておきましょう。ニッポンキリスト教は風に吹き回される凧のように今後、さらなる混乱に陥るでしょう。

今回のケースは、いわゆるストーカーですが、こういった人物はたいてい<妄想性人格障害+躁鬱病(二極性気分障害)>を持っているのです。彼らは欝の時は大人しいのですが、躁になると恐いもの知らずになって、言動の抑制がなくなるのです。私のところでも、普段は大人しく、知性も高いにも関わらず、キレると怒鳴り散らし、表情・態度が豹変するケースを何例も経験しています。そして執拗に粘着してきます。

前から言っているとおり、こういった人々とはガチンコしてはなりません。精神科の臨床場面でも殺されるドクターが年に数人はおりますから。ニッポンキリスト教の病理性は深いのです。私のところでも現在もやや危険性を帯びているケースがあるのです。

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ファイル 117-1.jpgで、本日の映画。『アイ・アム・レジェンド』。ウイル・スミス主演のやや<ゾンビバイオハザート>といった感じ。あるウイルスが蔓延し、感染者は凶暴になり、人の肉を食うようになる。しかし光に弱く、暗闇でしか生息できない。人類は絶え果てたと思っていたが、生存者がいることが判明。ウイル・スミスの演じるウイルス学者はワクチンの製造に成功。しかし感染者の群れが迫る。彼はその血清を女性とその娘に託し、自らは自爆して果てる。要するに自己犠牲によって人類を絶滅から守る。かくして彼は"レジェンド(伝説)"となる・・・。

物語の中で、主に対する祈りが出たり、「闇に光をもたらせ、闇は光に勝たない・・・」と。しかし、なるほどなストーリーではある。敵の業は闇でなされるわけで、こんにち匿名に守られたネットなどがそのツールとしてきわめて有効に用いられている。敵の仕業はすべて光の下に置く事によって無力化される。またニッポンキリスト教でもマインド・ウイルスとしての種々のミームが蔓延し、一方で宗教ミームに犯された者たちがビョウキを発症して霊的ゾンビと化して正常な人々を食いつくし、他方で見かけだけ煌びやかなヒューマニズムのミームが人々の肉を煽り、気持ちのイイ大衆に媚びる"福音"を述べ伝えている。しかしクリスチャン・トゥデイなどの悪性ウイルスは着実に蔓延し、色気や野心のある人々を欺きつつギョウカイを冒している。大切な点は、敵の業を最終的に壊滅にもたらすのは自己犠牲。う~ん、聖書的かも知れない。

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ファイル 117-2.jpg本日の一枚は、ダイアナ・クラールの"THE LOOK OF LOVE"。彼女の低音のディープなヴォイスにかなり深くはまってしまった・・・。

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