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YAZAWA語録パート2

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先に紹介した『アー・ユー・ハッピー』から・・・

金が絶対じゃないってことを本当に感じたのはいつごろからだろうか。人間は一日に三回しかごはんを食べない。ドンペリであろうが、屋台の焼酎であろうが、アルコールが入れば酔う。ただ、屋台だけしか知らない男にはなりたくない。銀座で飲んで、一晩50万、60万でもポンと払うこともできるし、屋台でおでん食いながら「この焼酎、きくんだよね」と言う男にもなりたい。その両方を知らない男にはなりたくない。

オレはサクセスした。金も入った、名誉も手にした。だけどさみしさは残った。おかしいじゃないか。オレは思った。・・・そう思ってふと見ると、幸せってレールは隣にあった。オレはそのレールに乗ってなかった。

オレの人生はすべて正しかった。18歳のとき、夜汽車に乗って広島から出てきたことも、キャロルを作ったことも、解散したことも正しかった。裏切られたことも含めて、みんな正しかった。なぜ正しいと言えるのか。それは、途中歩いてきた道も含めて、ぜんぶ矢沢が描いた絵だから。誰かに書いてもらった絵じゃない。・・・誰のためでもない。だから誰を気にすることもない。オレは今まで全部自分でケツ拭いている。だったら人間ハッピーにならなきゃ。

彼は甘えを排しているのだ。それがツッパリとなる。彼のツッパリは、実は気の小ささの裏返し、と自分でも言っている。自分は臆病な人間だ、と。

矢沢は勘がいい。それは、矢沢が臆病だということでもある。臆病というのは、いつも自分にクエスチョンしているヤツだ。臆病さは、人間として素直な部分だと思う。

・・・世の中で大成した人ほど、臆病だと思う。臆病じゃなくて、とことんいける人はただの無神経な人だ。無神経な人は、抑揚がなくて、つまんない。つまんない人は大成しない。つまんない人はワビサビがない。つまんない人は、ぬるいワインを抱いている女のようなものだ。

臆病というのは本当は奥深いものだ。だって、臆病っていうのは、ある種のレーダーじゃないか。・・・己の弱さを、考えるための素材として使ってきたんだ。臆病はネガティブなものと思われている。でもどうだろう。臆病は大事な料理の隠し味なんだとしたら。勇気ってのも、臆病な人間だけのものかもしれないよ。

ゴルゴ13も言っているではないか:自分がここまで生き延びたのは、60%の臆病さと、30%の努力と、10%の才能だと。

結論:YAZAWAはやはり男だね。

Comment

zion

『臆する霊』と臆病は違うんかな?
やっぱり違うか、、、

  • 2009/12/09 23:05
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DJ Jerry

やったー!僕も臆病です。

望みありますかね?(笑)

  • 2009/12/10 21:04
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Luke

ありますよ、ゴルゴ13の仲間ですから^^

  • 2009/12/11 12:33
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