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CLIP:曹操の陵墓発見

ファイル 1205-1.jpg「三国志」の英雄・曹操の墓発見…中国河南省 (読売新聞)

【北京=関泰晴】中国河南省文物局は27日、同省安陽市安陽県で、後漢末期の武将で「三国志」に登場する英雄として日本でも知られる曹操(155-220年)の陵墓を発見したと発表した。
 陵墓からは男性の遺骨が見つかった。
 文物局が簡易鑑定したところ60歳くらいと推定され、曹操が65歳で他界したことと符合する。曹操の陵墓の場所に関しては研究者の間でも意見がわかれ、特定されていなかった。
 陵墓の面積は約740平方メートル。地下に向かって斜めに掘り進められている全長39.5メートルの墓道に加え、墓室や側室などからなる複雑な構造。
 鉄剣や武具、水晶などの副葬品も250点以上が出土した。文物局は、曹操を指す「魏武王」の銘文のある 石牌 (せきはい) も発見し、曹操の陵墓であることを示す有力な根拠としている。
 陵墓は過去に何度も盗掘され、同局が昨年12月、遺跡の保存も兼ねて発掘作業に着手していた。
 曹操は後漢末期に呉の孫権、蜀の劉備と天下統一を目指して競い合った。[2009年12月28日0時49分]

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