土を殺す
- 2010/02/16 21:03
- Category: 信仰
Candyさん(愛知県のさっちゃん)がとても面白い記事を書かれている。題して「まことの陶器師の手の中で」。何と陶芸家は器を作る際、土を練るのだが、それは「土を殺す」過程なのだとか。
ろくろに置かれた土が、陶器師の手の中で中心に向かってまっすぐに伸びるまで、何度も倒され延ばされるのです。
延ばしている最中、ろくろの上で横を向いてしまった粘土に対して陶器師は、
「ほら、これはまだ土が生きている・・暴れているんですよ。
だからまっすぐになるように土を殺すのです」と言った。
驚きました。土は殺されて初めて陶器師の意図に沿った器に形作られる。ここにも地上の現象は天の現象の型であると知るわけです。