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固体内核融合の可能性

ここでもすでに何度か紹介している、文化勲章受賞者にして阪大名誉教授の荒田氏の固体内核融合のPPT原稿(pdfファイル)を紹介します(→SolidFusion_ronbun.pdf)。固体内核融合はパラジウムのナノパウダーの中に重水素を取り込むと起こるとされる核融合反応で

 D(p+n)+D(p+n)→He(2p+2n)+エネルギー

と表される(pは陽子、nは中性子)。これで分かるとおり、いわゆる放射能はない。Heは天然に存在するだけで、作り出すには核反応によるしかないので、Heが生成されることは、核融合が起きている証拠となる。が、人はこういった常識を超えた現象については、ともすれば拒否反応を起こすか、意図的に拒絶することが多い(→詳細)。

追記:こちらに固体内核融合の可能性を示す、ポテンシャルの壁を越えることができる量子物理的理由を述べたPPTファイルを紹介しておきます(→日本物理学会誌論文)。

荒田氏の原著論文

Comment

エシュコル

結果的には外国から日本を論理的に攻めるしかないのでは? 
大学の教授のイスや論文を上から潰す、という事をたまに聞きますが、実際は知りませんが、そんな状況ならば外国しかないでしょう。

  • 2010/03/16 07:24
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Luke

海外ではすでに国際会議でも認知されています。わが国は「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というか、私的には「青信号、一人で渡ると怖くなる」のですね。

  • 2010/03/16 20:00
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zion

兎に角、ヘリウム生成装置を作って既成事実化すること。これができちゃうと反対派懐疑派は言い逃れできませんから。

Luke

いえ、もうヘリウムは生成されているのです。論文になっています。しかし、認めない。カエザルが言うとおり「人は聞きたいことを聞くだけ」なのですね。

ちなみに荒田氏は海外特許を取得しており、日本でも出願済みです。こちらで検索して見てください。
http://www7.ipdl.inpit.go.jp/Tokujitu/tjktz.ipdl

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2008-261868(P2008-261868A)
(43)【公開日】平成20年10月30日(2008.10.30)
(54)【発明の名称】超高密度重水素化ナノ粒子を用いる核融合による多量の発熱及びヘリウムの造出方法並びにその装置
(51)【国際特許分類】

G21B 3/00 (2006.01) B82B 1/00 (2006.01) C01G 55/00 (2006.01)

  • 2010/03/16 20:47
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