Dr.Lukeの一言映画評
- 2010/04/03 17:42
- Category: 映画
筒井康隆の名作『時をかける少女』。これまで何度も映画化やアニメ化されてきたが、今回は芳山和子が母となり、その娘あかりが、1974年2月にタイムトラベルして、ケン・ソゴルに母のメッセージを伝えると言うストーリー。昭和49年の町並みなどの光景が懐かしい。かぐや姫の『神田川』の世界を蘇らせ、当時の風俗がよく再現されていた。ストーリー的には二番煎じになっておらず、よく練られており、ノスタルジックな気分で、切なくもジーンと来る場面もある。
思い起こすと中学3年次、NHKで『タイムトラベラー』なる番組があった。城達也のナレーションで始まるこの番組は、一種の神秘的な雰囲気を醸し、その中に甘酸っぱい恋のドラマが展開するのだ。当時数学の天才だった森君は、自分はケン・ソゴルだと宣言し、それになり切っていた。確かに彼は未来人の雰囲気があったが。芳山和子役の島田淳子(後に浅野真弓)が初々しい魅力を醸していたのが懐かしい(もう、おばさんだろう)。
追記:人にとって記憶を消されることは耐えられないことだろう。地上における主と共なる生活の記憶は永遠においても残るはずだ。
zion
地上生活の記憶は一切消されるとうちの牧師は言ってました。交友関係夫婦関係親子関係一切が残らない?
でないと救われなかった身内のことがあると天国生活ができないと。